立誠シネマプロジェクト

【舞台挨拶決定!!】
日時：12月6日（日）13:00の回上映後　
登壇：榊英雄監督（予定）

＊ご登壇予定でした野口貴史さんは、急遽都合により登壇出来なくなりました。
申し訳ございませんが、予めご承知おき下さいませ。

＊当日12:30より受付開始。整理番号付き当日券を発行いたします。
＊定員に達し次第受付終了となります。あらかじめご了承くださいませ。

木屋町凱旋2週間ロードショー！

京都の歓楽街・木屋町。四肢をなくした元ヤクザが、這いつくばるように生きていた―――。あまりに過激な内容がタブー視され、大手出版社が軒並み刊行を拒んだ丸野裕行の発禁小説を完全映画化。裏社会でもがく男たちの生き様を、熱く深く描きあげた超問題作が『木屋町DARUMA』だ。かつて木屋町の裏社会を束ねていた勝浦茂雄は、5年前に子分のサトシが起こしたトラブルをきっかけに両手両足を失ってしまう。それ以来、彼は弟分の古澤から世話係を命じられた坂本の手を借りながら、債務者の家に乗り込み嫌がらせをしては金を回収してまわる、取り立て屋として生計を立てていた。そんなある日、勝浦と坂本は取り立て先で偶然サトシの女と出会うことに。それを機に、彼らは5年前の事件の裏に隠されたある真実を知らされる……。借金まみれで感覚の麻痺した多重債務者の元を訪れて、身体を張って黙々と“仕事”をこなす勝浦は、何を思い彼らと接しているのか?寡黙な勝浦の姿を通し、秘めた決意や複雑な胸中が少しずつ明かされてゆく。

 
主演は映画、ドラマ、舞台、そしてCMと多方面で活躍中のベテラン遠藤憲一。四肢のない元ヤクザ役の今作では、表情やセリフ回しを通して宿命を背負って生きる哀しき男をみごとに演じきっている。仕事の手配から下の世話まで、勝浦の面倒を見る坂本役に三浦誠己。時に激しくぶつかりながら、やがて勝浦にシンパシーを抱いてゆく青年ヤクザを好演する。勝浦の 弟分・古澤に木村祐一、取り立てに追いつめられる新井に寺島進、その娘で借金を背負わされ 墜ちてゆく友里に武田梨奈、金のためには手段を選ばぬ狡猾な闇金業者・金内に木下ほうかなど、個性派キャストが集結した。メガホンをとったのは『誘拐ラプソディー』で日本映画批評家大賞新人監督賞を受賞、また『捨てがたき人々』では第9回KINOTAYO映画祭批評家賞を受賞、人間ドラマを撮り続ける映画監督で俳優の榊英雄。撮影は全編京都ロケを敢行し、高瀬川をはじめ木屋町各地のロケーションがリアルなドラマを盛り上げる。頂上と底辺を味わった男が織りなすヘビーな人間模様 や葛藤に、誰もが魂を揺さぶられることだろう。