立誠シネマプロジェクト

１９６０年代。映画監督を志す二人の英国人青年は、英国ポップミュージック映画を製作しヒットさせようと、自分たちで“売れそうなバンド”を見つけ出しマネージメントを請け負うことに。そのバンドはやがて、ビートルズやローリング・ストーンズと並び称されるまでに成長していった－。ロックバンド「ザ・フー」を世界的スターに導いた敏腕マネージャーコンビ、キット・ランバートとクリス・スタンプにスポットをあて、当時の舞台裏を描き出したドキュメンタリー。

無名のバンドがスターダムにのしあがるまで、当時の貴重な映像を紡ぎながら、現代に生きる本人たちや関係者が振り返ります。バンドの栄光と挫折。音楽界の光と影。争い、葛藤、分裂、和解。これまでヴェールに包まれていた世界的ロックバンドの“真実の物語”は、ファンならずとも垂涎必至。他に類を見ない見どころ満載の作品となっている。

Who is LAMBART & STAMP?

1964年から1970年にかけてロックバンド「ザ・フー」のマネージャーを務めた知る人ぞ知る英国人の名コンビ。1963年、共に映画製作アシスタントだった二人はあるスタジオで出会い意気投合。映画監督を目指していた彼らは、英国ポップ・グループをスターダムに押し上げ、そのサクセス・ストーリーを映画におさめて認められようと自分たちでバンドを捜し、当時まだ無名だった「ザ・フー」（当時「ハイ・ナンバーズ」として活動）に目をつけマネージャー権を獲得。事実、「ザ・フー」を世界的ロックスターへと導いた陰の立役者となった。1974年、金銭トラブルから同バンドのマネージャー職をしりぞいている。