週替り特集〈ディスカバー・アウトロー・ジャパン〉:『雲の上』『ケンとカズ』『孤高の遠吠』

上映スケジュール

2017年5月6日(土)~5月26日(金)

5/6(土)~5/12(金)19:00~『雲の上』
5/13(土)~5/19(金)17:40~『ケンとカズ』
5/20(土)~5/26(金)18:45~『孤高の遠吠』

料金

当日一般:1500円/学生・シニア:1200円/立誠シネマ会員:1000円
★え~がな500対象(キャンペーン対象学生500円に!詳細はこちら

*グラウンドにバイクで乗り入れないでください。バイクは木屋町バイク駐輪場へ。
*金属バットや武器になるものの所持はお控えください。
*違法薬物の所持、使用、売買はお控えください。

日本には、こんなアウトロー(不良)がいるんです。気合と根性でしのぎを削る。バイクと車が生き様さ。でも心に吹いてるからっ風。あ~あ、つまんねえなあ。なんかいいこと、ないかなあ。そんな日本のアウトロー(不良)を描く傑作3本が週替りで立誠シネマにやってくる。観てくれ不良(やつら)の生き様を。3階教室に集合だ。

【ラインナップ】


『雲の上』
5/6(土)~5/12(金) 連日19:00~
2003年/8mm>digital/制作:空族/インターナショナル再編集版/115分
監督・編集:富田克也/脚本:富田克也、高野貴子、井川拓/撮影:高野貴子
出演:西村正秀、鷹野毅、荒木海香、相澤虎之助、古屋暁美

刑務所から出所したチケンが故郷に帰ってくる。以前は嫌っていた坊主になるために修行に出ようと決意していた。故郷が、何か変わり始めている気配を感じ取るチケン。幼馴染みのシラスはヤクザになったものの、足を洗いたいとチケンに言う。チケンは幼い頃に果たせなかった約束を果たそうと、シラスを助けようとして巻き込まれて行く。チケンの実家である寺の「紅雲院」には、蛇たちが滝壺に集まって天に向かって遡り、屋根で体を赤く染めて龍になるという言い伝えがあった。『サウダーヂ』で現象を巻き起こし、今また『バンコクナイツ』を放つ〈空族〉による初期傑作!

★空族最新作!『バンコクナイツ』京都みなみ会館にて4/29(土)から上映開始!
★『バンコクナイツ』公開記念オールナイト2夜開催!(4/22、5/3)
詳細は京都みなみ会館公式サイトにて!




『ケンとカズ』
5/13(土)~5/19(金) 連日17:40~
2016年/96分/監督・脚本・編集:小路紘史/撮影・照明:山本周平
出演:カトウシンスケ、毎熊克哉、飯島珠奈、藤原季節、髙野春樹、江原大介、杉山拓也

腐れ縁のケンとカズ。2人は千葉にある自動車修理工場で働きながら覚醒剤の密売をして金を稼いでいた。ケンはカズに、恋人が妊娠したことを秘密にしていた。子供が生まれることを機に人生を生きなおそうと考えていたのだ。一方のカズにも、ケンには言えない秘密があった。それが発覚した時、2人の間には埋められない溝が刻み込まれる。そんな中、密売をめぐる衝突が発生し、彼らはその渦中に飲み込まれてゆく…。新鋭・小路紘史監督の初長編で、練り上げられたシナリオと俳優陣の卓抜した演技もあいまって、東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門で作品賞を受賞する等、国内外で高い支持を受けている必見作!




『孤高の遠吠』
5/20(土)~5/26(金) 連日18:45~
2015年/126分/監督・脚本・編集:小林勇貴
出演:渡辺優津紀、神尾和希、日比野翔矢、増田亮太、赤池由稀也、小林元樹、梅本佳暉、中西秀斗、牧野慶樹、中込篤、石川ボン

富士宮で起きた事件の数々をベースにした大問題作。ユヅキ、カミオ、リョータ、ショーヤの4人はナカニシ先輩とマキヨシ先輩から原チャリを買ったことにより、不良の世界に入ってしまう。言葉の通じない超暴力主義先輩軍団。原チャリを襲うことしか頭にない原チャリハンター。暴走族。合計前科100犯超の窃盗団。拉致、リンチ、監禁、拷問、抗争、復讐、反逆。喧嘩の名産地富士宮に逃げ場など皆無。次々と襲い来る敵、狂気、凶器、どうなる最弱後輩軍団!カナザワ映画祭での激賞を受けて、じわじわと上映が広がった衝撃作。バイクも不良もみな本物が登場し、スリリングな映画的興奮を漲らせる手腕は極めて稀な才能。




*『雲の上』予告編がないので、新宿ケイズシネマで行われた〈KUZOKU SAGA~空族サーガ~〉予告編をどうぞ。