大森立嗣監督特集 『ぼっちゃん』

上映スケジュール

11月24日(日)~12月6日(金)

11/24(日)~11/26(火):18:30~ / 11/27(水)~11/28(木): 16:30~ / 11/29(金)~12/1(日):11:30~ / 12/2(月)~12/6(金):14:30~

料金

【前売券】全国鑑賞券 1500円 【当日券】 一般:1700円  学生・シニア:1500円 会員:1000円

2013年/日本/デジタル/130分/カラー

出演:水澤紳吾 宇野祥平 淵上泰史ほか  監督:大森立嗣 プロデューサー:村岡伸一郎 近藤貴彦 音楽:大友良英  製作・配給:アパッチ

公式サイト:http://www.botchan-movie.com/

これを観ずして、年を越せない映画がある―。

 

2013年、見逃したくない映画たち【1】

鬼才・大森立嗣監督が2013年にドロップした衝撃の2作品を当シアターで同時上映。
今年度を代表する傑作たちを今年中に、是非ともその目に焼つけに来てください。

大森立嗣が鮮烈に描き出す、「生」「希望」「純愛」そして、「狂気」と「滑稽」の狭間

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現代日本における派遣労働問題を背景にし、2008年に実際に起こった
“秋葉原無差別殺傷事件”の“犯人”をモチーフにした物語。
秋葉原の歩行者天国。梶知之は掲示板サイトに自身のコンプレックスや
孤独な叫びを書き込んでいる。梶は向かった先の派遣工場で自分と似た境遇で、
更に突然眠る奇病持ちの田中と出会う。
社会から置いていかれる無気力なふたりの青年が偶然出会い、似たもの同士ゆえに
それぞれの心の中にあった“純粋さ”がぶつかり合い、溶けあっていく。
そんな彼らの世界に初めての“純愛”と心の奥底に秘められていた“暴力”が
次第に姿を現してくる。ふたりを取り巻く世界は厳しい社会環境に追い打ちを
かけるように落ちはじめ、更に彼らはすべり落ちていく。
社会は彼らを受け入れてはくれないし、許してもくれない。
ふたりの行き場はどんどんなくなっていき、追い込まれて行くのだった・・・。



大森立嗣監督プロフィール
大森立嗣写真
1970年東京生まれ。大学時代のサークルで映画制作を開始。
卒業後、助監督として多くの現場に関わる一方で、俳優、制作としても活躍。
2003年、『ゲルマニウムの夜』で劇場用長編を初監督。以降、精力的に
監督作を発表し続けている。社会から疎外された若者達の孤独を
描くことに関して定評があり、現在最も注目を集めている映画作家の一人。