フォスター卿の建築術

上映スケジュール

2014年1月18日(土)〜1月31日(金)

1月18日(土)〜1月24日(金)14:00〜15:16/1月25日(土)〜1月31日(金)18:00〜19:16

料金

★当日のみ 一般:1,500円/学生・シニア:1,300円/会員1,000円

英 / 2010年 / 76分

監督:ノルベルト・ロペス・アマド&カルロス・カルカス 出演:ノーマン・フォスター、バックミンスター・フラー、リチャード・ロジャース、リチャード・ロング、ボノ、蔡國強、他 

公式サイト:http://www.uplink.co.jp/foster/

アップル新社屋を設計? 爵位を持った貴族? 大企業の経営者? はい、全て当てはまるイギリスを代表する建築家です。

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★特集:「建築」と「映画」のステキなカンケイ(1/18〜1/31)
本特集内の『ふたりのイームズ』『ル・コルビュジエの家』
とあわせて観るとおもしろさ倍増!

★トークイベント
1/25(土)18:00『フォスター卿の建築術』上映後
平塚桂さん、たかぎみ江さん(ぽむ企画
×岡田栄造さん(S&O DESIGNディレクター/京都工芸繊維大学准教授)

 

★『フォスター卿の建築術』の半券ご提示で『ふたりのイームズ』
『ル・コルビュジエの家』をそれぞれ¥1,000に!

 

ロンドンをガラスの都市に変えた男

イギリスに”モダニズムのモーツァルト”と評される建築家がいることを知っているだろうか。ロンドンを訪れたことがある人なら、ノーマン・フォスター卿の設計した圧倒的に優雅な建築物をいくつも目にしているはずだ。大英博物館グレート・コート、ミレニアム・ブリッジ、スイス・リ本社(通称ガーキン)、ロンドン市庁舎など。その活躍はイギリス国内に留まらず、世界中で多くのプロジェクトを手がけ、国際的な評価を受けている。

 

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現在78歳のフォスター卿はノートと鉛筆を携え地球を飛びまわる。ロンドンを中心に世界20か国以上の拠点を設け、70年代から建築界の最前線を走ってきた。イギリスのマンチェスターで生まれ、モダニズム全盛のアメリカで建築を学んだ後、設計事務所を設立。鉄とガラスを多用し構造体を外部に露出させたハイテク建築で独自のスタイルを確立。その建築は革新性と洗練を兼ね備え、リチャード・ロジャース、レンゾ・ピアノと並ぶハイテク建築の御三家の一人として世界に名を広め、エリザベス女王より貴族爵位を与えられる。

バックミンスター・フラーとの会話、リチャード・ロジャースやリチャード・ロング、蔡國強、U2ボノへのインタビュー、そして数多くの建築作品を通しフォスター卿のデザイン哲学が垣間見られる。「私は建築家として働きながら、空を飛ぶ感覚を味わっている。見事な自然を空から見つめ、長距離フライトの気分をエンジンなしで楽しむ。上昇気流に乗って宙に浮く感覚を建築で味わうんだ」パイロットになることを夢み、そして実際に操縦免許を取得したフォスター卿はそう語る。空を飛ぶように美しいスケッチを描くフォスター卿にとって、描くことは考えることだ。そしてその先にまだ見ぬ未来が待っている。

 

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