拳銃と目玉焼
上映スケジュール |
4月12日(土)~4月25日(金) 連日 18:50〜 |
---|---|
料金 |
【当日】一般:1,500円 / 学生・シニア:1,300円 / 会員:1,000円 【前売券】1200円にて販売中!(4/11まで) |
2013年 / 日本 / 115分
監督・脚本・ 撮影・照明・編集・コスチュームデザイン : 安田淳一 / 出演:小野孝弘 / 沙倉ゆうの / 矢口恭平 / 田中弘史 / 紅萬子 / 戸田都康 / 吹上タツヒロ / 多賀勝一 / ゆうき哲也 / 助監督:今井伊織 、前田智広 / 音声収録:米倉直樹、桜井健一 / 機材提供:有限会社ウィズ / 製作配給:未来映画社
見よハリウッド、これが日本のヒーロー映画だ!
Warning: Undefined variable $cs1 in /home/wp091219/risseicinema.com/public_html/wp-content/plugins/only-tweet-like-share-and-google-1/tweet-like-plusone.php on line 756
Warning: Undefined variable $cs2 in /home/wp091219/risseicinema.com/public_html/wp-content/plugins/only-tweet-like-share-and-google-1/tweet-like-plusone.php on line 756
「拳銃と目玉焼」あらすじ
新聞配達員の志朗は心優しいひとり者の中年男。
志朗の至福の時間、それはコツコツとプラモデルを組み立てている時と、ひそかに想いを寄せるユキが働く喫茶ノエルで彼女の作った目玉焼モーニングを食べている時だった。
「近くに出没した痴漢を退治してください」 憧れのユキの冗談を真に受け、志朗は恐る恐る深夜の街に出かけて行く。
しかし肝心の痴漢に出くわす事もなく、替わりにオヤジ狩りにあっていた町工場の社長阪本を「結果的に」助ける事となる。
無様な成り行きに、そそくさとその場を立ち去る志朗。
翌朝喫茶ノエルに顔を出すと阪本の姿があった。
「オヤジ狩りの悪ガキどもをイテもうたろう」
復讐に燃える阪本の誘いを断りきれない志朗は、オートバイ用のプロテクターをネット通販で購入し、完全防備で参加する事になってしまう。
阪本の立てた単純かつ卑劣極まりない作戦は意外な展開を見せつつ「結果的に」成功し、初老と中年のオッサン二人は泣いて詫びる不良少年達をボコボコにイテコマスのであった。
新聞に載った「オヤジ狩り少年、返り討ちにあう」と言う記事を見たユキは、
「間違った事を許さへん人、好きやなぁ」と感心してしまう。
その一言は志朗のヒーロー願望に火をつけた。
バージョンアップを繰り返し、徐々に形となっていく志朗のヒーロー。
怪しく光る緑の眼、黒光りする手製の仮面が完成した頃、ユキ を巡り物語は新たな展開を見せ始める・・・。
★町のビデオ屋が8万円のカメラとスタッフ3.5人で作ったヒーロー映画が劇場公開!
京都市伏見区で幼稚園や結婚式のビデオ撮影業を営む監督安田が「やりたい事をやらんとあかん」そう一念発起して3年がかりで作り上げた映画「拳銃と目玉焼」である。
依頼した脚本がクランクイン4日前になってやっと完成。しかし内容が自らのイメージと合わず、監督自ら朝四時に起床、その日一日分のシナリオを書き、数時間後にすぐ撮影と言う一昔前の香港映画のような体制でこの作品は制作された。
監督さえも結末を知らず現場のノリで「オモシロけりゃ良し」と撮影を進めた結果、噴き出す矛盾、エスカレートしていくストーリー。
撮り直しと追加撮影で膨らんでいく予算、減っていく銀行残高、しのびよる「倒産」の二文字。
それでも監督安田は自らのポリシーからキャストとスタッフには約束したギャラを払い続けた。
「この苦界から逃れるためには目の前を1カットを撮り続けるしか方法はない」覚悟を決めカメラを回す。
「少しでも面白い映画に」そんな執念のもと取りあえずの完成を見たのは撮影開始から2年を過ぎていた。
ロケ日数は50日をゆうに超え「面白くない」と撮り直したカットは全体の4分の1以上、製作費は予算の2倍を超えていた。
「やっぱり脚本を書かんとえらい事になるな…」
監督安田は今、シナリオ学校に通っている。
★これが日本のヒーロー映画だ!ハリウッドに大見得を切って関西の役者が大活躍!
監督の安田が語った。
「去年ハリウッド映画のCMで『日本よ、これが映画だ!』ってあったでしょ?あのCMを見た時、『ハリウッド並の資金を持ってへんかったら映画は作んなちゅうことか!?俺はハリウッドの2000分の1の予算で2分の1面白い映画作ったわ!』って憤慨しました。」
関西から本格娯楽映画を!監督安田の思いに共鳴して、大阪を代表する女優紅萬子、時代劇の悪役でお馴染みの田中弘史、いぶし銀の存在感多賀勝一、トリッキーな「間」を操る戸田都康、「ミナミの帝王」沢木の親分ゆうき哲也など本作には関西を拠点に活動する役者たちが大挙出演、主演の小野孝弘、新人沙倉ゆうの、矢口恭平らの脇を固めた。
「エエカッコせんとオモロイ映画を作る情熱は関西の方が熱いんや」紅萬子が言うように、中央から全ての情報が発信される状況に、意地と根性の一石を投じるのだ。
★のるか?そるか?思い余った映画製作配給プロジェクト「未来映画社」をスタート。
「お客さんに足を運んでもらわんとあかん」
安田は製作から配給宣伝までを自ら行う法人の設立を思いつく。かねてから懇意にしている自らの顧客を回り映画製作の魅力を伝え劇場への動員を呼びかけた。
少なくない顧客が安田の思いに共鳴し「未来映画社」プロジェクトが立ち上がった。
フェイスブックの「拳銃と目玉焼」ページのフォロワーは1400人を超え、YOUTUBEで宣伝のために作った「恋するフォーチュンクッキー 拳銃と目玉焼Ver」の再生回数は20000回を超えている。
「結果を出さなあかんのです。お客さんと劇場のためにも面白い映画を作り、配給し続けます。」
町のビデオ屋の孤独な挑戦は単に自主映画を作るという枠を超え、商業映画を製作し劇場に配給し続けると言うダイナミックな実験として始動しはじめた。