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終わりゆく一日 Day is Done

上映スケジュール

4月12日(土)・4月13日(日)
連日16:30~
4月14日(月)~4月25日(金)
連日14:30~ / 16:30〜

料金

一般:1500円 / 学生・シニア:1300円
会員:1000円 ☆当日券のみ

2011年/スイス/スイス・ドイツ語/カラー/1:1.85/111分

監督・撮影:トーマス・イムバッハ
プロデューサー:アンドレア・シュタカ、トーマス・イムバッハ
脚本:トーマス・イムバッハ、パトリツィア・シュトッツ 共犯者:ユルク・ハスラー / 編集:ギオン・レト・キリアス、トム・ラベル
演奏:Day is Done Band / 音楽プロデュース:バルツ・バッハマン
音楽・サウンドデザイン:ペーター・ブレカー / 製作:オコフィルム
提供:フルモテルモ、コピアポア・フィルム、オープンセサミ / 配給:フルモテルモ×コピアポア・フィルム

公式サイト:http://day-is-done.com/

浮遊するこころと残されてゆく伝言
これは15年間の愛に関する定点観測。


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©2011 OKOFILM SRF ARTE Thomas Imbach

 

【ストーリー】

チューリッヒの工業地域。
元倉庫のロフトを仕事場にしている映画監督のTは、今日も窓の外の風景にカメラを向けている。広大な風景の中で一際目立つ工場の煙突、雲を横切る鳥の群れや飛行機、眼下の操車場で働く作業員、いつも髪をなびかせ颯爽と歩いている女性といったものを35ミリフィルムで撮影し続けるT。風景は季節や天気や時間帯によって様変わりし、Tが見飽きることはない。

Tのもとにはさまざまな人から電話がかかってくる。彼らはTの留守番電話にメッセージを残していく。
映画関係者らしきある者は企画が通らなかったことを告げ、ある者はTを励まし、ある者は観てきたばかりの映画の感想を述べる。

飛行機であちこちを飛び回っているTの両親は、旅先の天気を報告する。
しかしある時、父に腫瘍が見つかる。闘病の末、父は亡くなる。

やがてある女性とTの間に子どもが生まれる。彼女はなかなか息子の面倒を見ようとしないTに不安を抱く。その間にも息子は成長し、電話口で喋れるまでになる。彼女はいつも不在のTとの関係に悩み、苛立ちをぶつけるようになる。Tと彼女の距離は広がっていく。

時は過ぎ、Tの息子は10代になった。
窓の外には、スイス一高い超近代的なビルが完成間近の姿でそびえ、新たな建設現場のクレーンが煙突の煙を遮っている。

 

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©2011 OKOFILM SRF ARTE Thomas Imbach

 

【イントロダクション】

躍動する都市のパノラマ、別れを告げる留守番電話の伝言、男の心を代弁するボブ・ディランの歌。
スイス・チューリッヒのとある部屋で15 年にわたって定点記録された人生の断片が、さまざまな愛について語り始める。
鮮烈な映像と赤裸々な音の奇跡的な連なりが、観る者にあらゆるエモーションを追体験させる究極の叙情ドキュメンタリー。

 

チューリッヒの工業地域にあるスタジオ。古い35ミリのカメラを構え、窓の外の風景を撮り続ける男がいる。
空を突き刺す巨大な煙突。雲を横切る鳥の群れ。轟音をたてて行き交う列車。行進するブラスバンド。キスする恋人たち。建設中の高層ビルの上で旋回するクレーン。昼夜を分かたず、雨の日も雪の日も窓辺に立ち続ける男は、都市の景観の中に一体何を見つけようとしているのか?

男の背後では、留守番電話の伝言が流れている。
「もしもし、今何してるの?」「湖に泳ぎに行かない?」「残念ですがあなたの企画は会議で却下されました」「埋葬の日どりを決めたわ」「今チビちゃん起きたところ」「どこに雲隠れしたのか知らないけど、もう言うことはないわ」「君は逃げ出したのか」「世界で一番大好きなパパ」……。

映画作りにおける葛藤、親の死、我が子の誕生、パートナーとの別れ。機械に残された親しき者たちの声が、男の人生を浮かび上がらせる。
やがて、一言も発しない男の気持ちを代弁するかのように、歌が響き出す。
ボブ・ディラン、シド・バレット、ジェイソン・モリーナ、ビル・キャラハン、ジョン・フルシアンテ、コナー・オバーストetc。孤高のミュージシャンたちの研ぎ澄まされた詞とメロディが、失われた時と新しい始まりを告げるーー。

 

『終わりゆく一日』(原題はニック・ドレイクの曲名からとった”Day is Done”)は、スイスのインディペンデント映画作家トーマス・イムバッハが一人の男の15 年を綴った自伝的作品である。
常に斬新な手法でドキュメンタリーとフィクションの境界に挑み続けるイムバッハは、ヨーロッパ映画界で異端のポジションを確立しており、その作品はベルリンやロカルノ国際映画祭などで注目を浴びてきた。
本作では、1995 年から2010 年の間に撮りためた仕事場の窓の外の風景と、1988 年から2003 年の間に集めた留守番電話のメッセージというパーソナルな素材を組み合わせ、鮮やかに自分の人生を物語化してみせる。一方、監督の分身である主人公の声を担うサウンドトラックで、ロック好きにはたまらない名曲の数々をカバーするのは、この映画のために集まったスイスの気鋭ミュージシャンからなるバンド。ブルースやジャズの要素を含んだ彼らの美しい再解釈はめくるめく映像と溶け合って、観る者にいつまでも忘れがたい余韻をもたらすだろう。

 

【主人公 T のこころの声を代弁する12曲】
The Day Is Done Band による楽曲の一部をご試聴いただけます ..
 
「ROCOCO ZEPHYR」Written by William Rahr Callahan (Bill Callahan)
 
「SHOOTING STAR」Written by Bob Dylan
 
「ROAD TO JOY」Written by Conor Oberst
 
「MAN GAVE NAMES TO ALL THE ANIMALS」Written by Bob Dylan
 
「GOLDEN HAIR」Composed by Syd Barrett/Written by James Joyce
 
「BIG IN JAPAN」Written by Gold Marian, Lloyd Bernhard, Mertens Frank (Alphaville)
 
「BEING IN LOVER」Written by Jason Molina
 
「THE WILL TO DEATH」Written by John Frusciante
 
「BORN IN TIME」Written by Bob Dylan
 
「WAITING FOR MY NIGHT TO COME」Written by Lukas Langenegger
 
「EID MA CLACK SHAW」Written by William Rahr Callahan (Bill Callahan)
 
「MOND」Written by Tom La Belle/Composed by Balz Bachmann

 

演奏:The Day Is Done Band
作曲家兼プロデューサーのバルツ・バッハマンのもと、本作のために結成されたバンド。そのバックグラウンドはジャズ、ロック、ブルース、ポップス、エレクトロニカなど多岐にわたり、メンバーそれぞれがスイス内外の著名アーティストのレコーディングやツアーに名を連ねる実力派である。本作のレコーディングはチューリッヒのソナー・スタジオにて3日間にわたって行われた。