イヌミチ

上映スケジュール

5月17日(土)〜5/23(金) 15:30〜
5月24日(土)〜5/30(金) 15:30〜/17:10〜

料金

当日一般:1500円/学生・シニア:1200円/シアター会員:1000円
★前売券:1000円

2013年/日本/カラー/HD/72分

出演 : 永山由里恵 矢野昌幸 小田篤 小田原直也 古屋利雄 茶円茜 古内啓子 中川ゆかり 古川博巳 柏原隆介/兵藤公美  監督・編集:万田邦敏 脚本:伊藤理絵 撮影: 山田達也 製作・配給・宣伝:映画美学校

公式サイト:http://inu-michi.com/

首輪をはめたら、「自由」になれた。

【ゲスト来場!】

★5/17(土)15:30の回上映終了後、
永山由里恵さん(主演)来場、舞台挨拶決定!

★5/28(水)17:10の回上映終了後
トーク「後輩・青山真治が万田邦敏監督作品『イヌミチ』を語る」
ゲスト:青山真治監督(『EUREKA』『共喰い』)

『イヌミチ』万田邦敏監督の“後輩”(大学の後輩という意味以上のものがありそうです)を自認する青山真治監督が、“先輩”の久々の長編公開(しかも京都で!)に駆けつけてくださいます。青山真治監督と言えば『Helpless』『EUREKA ユリイカ』『サッド ヴァケイション』の“北九州サーガ”(とくに『EUREKA』は第53回カンヌ国際映画祭にて国際批評家連盟賞&エキュメニック賞をW受賞!)をはじめ、近年では『東京公園』『共喰い』など、国内外でも高い評価を受ける、現代日本映画を代表すると言っても過言ではない映画監督。そして小説家、批評家、舞台演出家としてもその卓越した才能を遺憾なく発揮しています。その青山監督からみた万田邦敏監督の凄み、『イヌミチ』の魅力を、たっぷりと語っていただきます!これは必見!

 

◯ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014正式出品作品◯


愛は誰も愛せない。向き合う事を知らない若い男女。
恋愛でも友情でもなく成立する異常な関係が、二人を「自由」に、そして孤独にしていく……。

目の前の物に満足し、信じて待つ「イヌ」。その目をみつめて可愛がり、惜しみなく 与える「飼い主」。
男女がセックスを介在させず肉体関係を結べるもの、それは「イヌ」「飼い主」の関係になる事だけかもしれない。
ほの暗い家の中で、決して交わることのない身勝手な愛を垂れ流す二人の遊びはどこへ向かうのだろうか。

 

次代を担う若き才能×孤高の映画作家・万田邦敏。
運命を変貌させる異世代の邂逅!

カンヌ受賞歴もある世界に新作が待たれる万田邦敏が、次世代を担う若手映画人と作り上げた『イヌミチ』。万田映画の“今”が詰まった本作をぜひ体感していただきたい。

 

各氏コメント▶▶▶http://inu-michi.blogspot.jp/search/label/comment

STORY

イヌって、なんか楽そう…。
出勤途中にガードレールにつながれる犬を見て「ふん」と鼻を鳴らす響子はブライダル雑誌の出版社に勤めるアラサーの編集者。使えない部下に囲まれ、仕事が積み重なっていく毎日にうんざりしていた。

 

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うんざりすることが続くなか、携帯電話まで壊れてしまう。出向いた携帯ショップで、響子はクレーマーの客に怒鳴りつけられている店員の男・ 西森に出会う。
簡単に客に土下座をする西森が目に留り響子は携帯を選んでもらうが、決めた理由を尋ねる響子に西森は「理由なんてねーよ」と言い放つ。相変わらずの忙しなさにぐったりした帰り道、響子は上司に土下座をさせられている西森を偶然見つけ、飲みに誘う。

 

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西森の家で酔った響子は西森の空洞のような目にプライドのなさと無気力さを感じてつっかかるが、やはり西森は「目の前に与えられ たもので満足しとけ」と言うのだった。ふと思い付いたように、犬になる催眠術をかける西森に響子は犬のふりをして応える。響子はその日、西森の家で眠りについた。

 

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翌朝、起こそうとする西森に響子は「ワン」と答え、部屋の中を四つん這いで歩き回る。響子は会社に行くのをやめ、犬のフリを始めたのだ。最初は驚く西森だがすぐに響子を自分の飼い犬=ポチとして受け入れる。
餌を与え、遊び、じゃれあう。犬としての盲目的な生活に浸る響子と、その姿に安らぐ西森。二人は、人間同士の犬と飼い主というおかしな遊びに没頭していくが……。