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父のこころ

上映スケジュール

5月24日(土)〜6月20日(金)
★6月15日(日)は休映

5月24日(土)~5月30日(金)▶13:30~
5月31日(土)~6月6日(金)▶17:20~
6月7日(土)~6月13日(金)▶15:20~
6月14日(土)▶13:00~ ★舞台挨拶あり
6月16日(月)~6月20日(金)▶15:00~

料金

【当日】一般:1500円 / 学生・シニア:1300円 / 会員;1000円
【前売】1300円

2013年/カラー/ステレオ/HD/1:1.78/89分


監督:谷口正晃(『時をかける少女』『乱反射』『シグナル ~月曜日のルカ~』)
撮影監督:上野彰吾(『ごめん』『ぐるりのこと。』『時をかける少女』)
脚本:濱本敏治・谷口正晃|音楽:石塚徹
プロデューサー:志摩敏樹(シマフィルム) 三谷一夫(映画24区)
製作・配給:シマフィルム株式会社 株式会社映画24区 助監督:丸谷ちひろ|撮影助手:浅川周・武藤成美|録音・整音:松野泉|編集:唐津正樹
美術:塩川節子|衣裳:増川智子|ヘアメイク:南原香奈子
製作担当:木村尚司|アソシエイトプロデューサー:田中誠一|題字:中川学

【キャスト】 大塚まさじ(「プカプカ」~ザ・ディランⅡ~) 
日永貴子 古賀勇希 上西愛理 
美輝明希 谷進一 小切裕太
米田智貴 岡野真大 真弓 楠部知子
福本清三(『ラストサムライ』)

公式サイト:http://chichinokokoro.jp/

おとうはん、そう呼んでもいいですか?


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物語は、元・立誠小学校から始まった―—
大塚まさじさん初出演作!
京都から、新しい“家族の肖像”をあなたに贈ります。

★6/14(土)13:00の回上映後
大塚まさじさん舞台挨拶決定!

 

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【ストーリー】

初老の男が、旧い校舎の廊下を歩く__
ひとつの包みを大切そうに抱えて__

奥村家の主・賢一は9年前、家からいなくなった。仕事での失敗が原因で、故郷である京都と家族を捨てたのだ。賢一を失った葉子は、残された子供の宏志と恵美を女手ひとつで育ててきた。

ある日、父・賢一を京都で見かけたという連絡が宏志に入る。手がかりをたどるうち、父との再会を果たす宏志。しかし賢一は、家族に会うためではなく、失踪先でお世話になった女性のお骨をその実家に届けるために帰ってきたのだった。父が帰ってきた理由が自分たち家族と会うためでないことを知り、宏志は複雑な思いを抱きつつも、賢一が京都にいることを恵美に告げる。まもなく結婚を控える恵美は、やるせない思いをぶつけつつも賢一に結納に同席してほしいと打ち明け、家に招き入れる。母の葉子には何も告げずに…。いよいよ奥村家の四人は9年ぶりに揃うのだが__

 

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【解説】
壊れてしまった家族はやり直せるのか 人として筋を通すとはどういうことなのか。
すべてをのみこんで、一歩を踏み出す、新しい“家族の肖像”がここに誕生します。

壊れてしまった家族のつかの間の再生と、情と情をぶつけあいながら家族のひとりひとりが新たな出発を見つけるまでを、旧きものと新しきものの交錯する街、京都を舞台に描きます。

名曲「プカプカ」で1970年の日本の若者たちを魅了したシンガー・大塚まさじが、63歳にして映画初主演。言葉にならない“父のこころ”を、味わい深い存在感で演じます。仲里依紗主演の『時をかける少女』など、新人俳優の演出に定評のある谷口正晃監督が、今度は自身の地元である京都を舞台に、オリジナル企画を練り上げ映画化。決して派手さはないものの、骨太で実直なドラマに仕上げました。

誰の日常にも転がっている、めんどうくさい、忘れてしまいたい、そんなこと。断ち切ることも、割り切ることもできない、家族の関係。そうしたしがらみを受け入れて生きてゆくこと。本作には、“家族”だからこそ味わう愛おしさや哀しみが描かれています。一筋縄ではいかない、身近なだけにしんどいテーマと向き合いながら、観る者を滲み出る感動へと導きます。

京都を基盤に独自の映画製作・配給を続けるシマフィルムと、新人俳優の育成・起用を得意とする映画24区がタッグを組み、地域に根ざした映画人発掘育成プロジェクトを元に本作を生み出しました。谷口監督の地元・京都を舞台に、オリジナル脚本を練り上げ、俳優ワークショップを重ね、若き作り手や俳優と作り上げた新しい“家族の肖像”がここに誕生します。

父、母、息子、娘…それぞれの立場からの言いぶんが溢れ、語らいの場が生まれる…観た後に語りたくなる、本作は、そんな映画なのです。