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濱口竜介プロスペクティヴ in Kansai

上映スケジュール

7/8(mon.)~7/19(fri.)

料金

『親密さ』
当日一般・学生:2,000円 
会員:1,800円
[その他作品]
当日一般:1,300円 
当日学生:1,200円 
会員:1,000円
3回券 3,300円
(本企画他会場と共通/複数人での利用可/『親密さ』にはご利用いただけません)

公式サイト:http://prospective.fictive.jp/


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★7/19(金)のトークゲストに山根貞男さんが決定しました!
濱口監督と対談形式でトークショーです!

【INTRODUCTION】
「おもしろい。」純粋にそう思う。
日本映画界の稀代の演出家として、じわじわと注目を集めている濱口竜介監督の作品群が、京阪神5館の劇場で一挙上映されます。当シアターでは、ある若い演出家の男女の演劇×日常を描く255分の傑作『親密さ』を中心に、濱口監督が酒井耕監督との共同制作で数年にわたり取り組んだ、東北三部作ドキュメンタリーを担当して上映します。『親密さ』は関西初公開、東北三部作は濱口監督の最新作にして、劇場初公開となります。どうぞこの機会に、お越しください!

【上映日程】
7/8(mon.)~7/19(fri.)

7/8(月)
16:00『親密さ』

7/9(火)
15:40『うたうひと』、18:00『なみのおと』+酒井耕&濱口竜介トーク

7/10(水)
16:00『なみのこえ 新地町』、18:30『なみのこえ 気仙沼』

7/11(木)
15:30『なみのおと』、18:30『うたうひと』

7/12(金)
16:00『親密さ』

7/13(土) ★濱口監督来場!
11:00『親密さ』、16:00『なみのこえ 気仙沼』

7/14(日)
11:00『なみのおと』、13:50『なみのこえ 新地町』、16:00『うたうひと』

7/15(月)
11:00『なみのこえ 新地町』、13:50『なみのこえ 気仙沼』、16:00『うたうひと』

7/16(火)
11:00『親密さ』、16:00『なみのおと』

7/17(水)
11:00『親密さ』、16:00『なみのこえ 新地町』

7/18(木) ★濱口監督来場!
11:00『なみのおと』、13:50『なみのこえ 気仙沼』、16:00『うたうひと』

7/19(金)
11:00『うたうひと』、13:30『親密さ』+トーク:山根貞男さん(映画評論家)×濱口竜介監督

 

【上映作品】

th_親密さ 7/8,12,13,16,17,19
親密さともに演出家であり、恋人同士でもある令子と良平は互いに傷つけ合いながら舞台劇『親密さ』初演を迎える。
4時間を越える大作だが、ENBゼミナールの演技コースの修了作品としてスタートした企画である。映画と映画内の舞台劇の関係においてだけでなく、それぞれの中でも、現実と虚構が複雑、微妙に交錯し続け、虚実の彼岸にあるリアリティーの核心が胸を揺さぶる。美し過ぎるラストが、岡本英之の音楽とともに脳裡に焼き付く。
2012年 / 255分(途中休憩あり)/HD/ カラー
監督・脚本:濱口竜介
製作:ENBUゼミナール / 撮影:北川喜雄 / 編集:鈴木宏 / 整音:黄永昌 / 助監督:佐々木亮介 / 制作:工藤渉 / 劇中歌:岡本英之
出演:平野鈴、佐藤亮、伊藤綾子、田山幹雄 ほか

th_うたうひと 7/9,11,14,15,18,19
うたうひと宮城県に暮らす語り手による東北地方伝承の民話語り。これは同時に彼らを訪ね続けた聞き手の記録でもある。 作品解説あり 酒井耕との共同監督作品で被災地に取材しながら、ここで濱口と酒井が取り上げるのは民話(昔話)を語る老人達である。取材やインタビューの経験から触発されたこの作品では、語りは聞き手の反応があってのコミュニケーションであることが浮き彫りにされ、さらには映画とは何かの根源さえも問われることになるだろう。
2013年 / 120分 /HD/ カラー 製作:サイレントヴォイス /
監督:濱口竜介、酒井耕
プロデューサー:芹沢高志、相澤久美 /撮影:飯岡幸子、北川喜雄、佐々木靖之 / 整音:黄永昌

th_なみのこえ新地町 5/10,14,15,17
なみのこえ 新地町』2012年1月から2013年3月に行われた福島県新地町に暮らす6組10名への対話形式インタビューの記録。震災後約一年、原発事故後の不安と海の汚染や海産物の風評被害の下にある福島県新地町という、被災地の中でも相当に微妙な状況の下で、濱口と酒井は、『なみのおと』の特異な方法論を先鋭化・徹底化させながら、複雑なものを単純化せず、分かり易くせずに提示し、観客に共有させようと、あるいは共有の困難さを示そうとする。
2013年 / 103分 /HD/ カラー監督:濱口竜介、酒井耕製作:サイレントヴォイス / プロデューサー:芹沢高志、相澤久美 / 実景撮影:北川喜雄 / 整音:鈴木昭彦

th_なみのこえ気仙沼 7/10,13,15,18
なみのこえ 気仙沼
2012年1月から2013年3月に行われた宮城県気仙沼市に暮らす7組11名への対話形式インタビューの記録。人口が減り続け復興の未来の見えない気仙沼だが、未来への希望を人々は微かに見ようとしている。濱口と酒井は『なみのおと』の方法論を受け継ぎながらもそこに着目し、震災に直接関わる内容を超えて、被災者の過去をも掘り起こそうとする。喋るのが苦手な人にあえてカメラの前で語らせることで、確かに見えてくるものがある。
2013年 / 103分 /HD/ カラー
監督:濱口竜介、酒井耕
製作:サイレントヴォイス / プロデューサー:芹沢高志、相澤久美 / 実景撮影:佐々木靖之 / 整音:鈴木昭彦

th_なみのおと 7/9,11,14,16,18
なみのおと
2011年7〜8月に撮影された岩手県から福島県沿岸部の、津波被災者6組11人への対話形式インタビューの記録酒井耕と共同監督で、東日本大震災についてのドキュメンタリー。濱口と酒井は、震災の爪痕を撮影したり、地震発生時の記録映像を引用したりはせずに、被災者の証言を記録することに集中する。その際二人は、ドキュメンタリーでは掟破りともされかねないある方法を用いるが、これは被災者の表情により迫るための真摯な試みだ。
2011年 / 142分 /HD/ カラー
監督:濱口竜介、酒井耕
製作:東京藝術大学大学院映像研究科 / プロデューサー:藤幡正樹、堀越謙三 / 撮影:北川喜雄 / 整音:黄永昌