立誠シネマプロジェクト

【上映作品】
★全回上映後、ふるいちやすし監督トークショー有！

『彩~aja』(49min.)

2012モナコ国際映画祭 最優秀オリジナルストーリー賞・最優秀撮影監督賞 最優秀オリジナル音楽賞・最優秀新人俳優賞(笠原千尋)   出演:笠原千尋(彩)、猪爪尚紀(蒼)、藤原夏姫(ルイ子) 蒼の絵: 天野弓彦 助監督:前田達哉   かつて天才少女と呼ばれ美術界の話題となった彩は、自分の奔放な愛情が周りの人を傷つけてしまうのに嫌気がさし、森の中で一人で暮らし、透き通るような絵を描くようになっていた。 女としての性と引き換えに心の平穏を取り戻した彩。一方、その森の近くにアトリエを持つ人気画家の蒼(あお)は何を描いても評価され、高価で売れてしまうという現状に、絵に対する情熱を失い、個展の直前でありながら何も描く事ができなくなってしまっていた。 そんな二人が出会い、蒼は彩の曇りなく絵を綴る姿に惹かれ、彩は蒼の枯れた心を見て悟り、芽生えた母性でその心を温めようとするが、それが彩自身の絵にも心にも性を呼び戻すきっかけになってしまう。 多くの舞台で活躍していた笠原千尋は映画初主演となるこの作品で、2012年のモナコ国際映画祭において新人俳優賞を受賞し、また、疑いようもなく「彩」に成りきる姿を見て、笠原千尋本人に描かせる事になった「彩の絵」も大きな話題を呼んだ。     ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『艶~The color of love』(19min.)

2013モナコ国際映画祭 最優秀アートフィルム賞 出演:古池千明(天の女)、鈴木宥仁(書家)   人の世界に降り立った天の女(あまのめ)。その無垢を男の愛情が汚してゆくが、やがてそれさえも艶やかな「色」に変えて、いつしか男を包みこんでしまう。 日本女性の持つ「闘わない強さ」を音楽と映像だけで表現したアートフィルム。 ふるいちやすしと旧知の書家、鈴木宥仁との再会により生まれたこの作品は、独特の色表現とドブロ(ブルースに用いられるギター)を琵琶のような感覚で演奏した音楽も称賛され、最優秀アートフィルム賞を獲得した。   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

作・監督・撮影・音楽 ふるいちやすし

 

 
京都出身。プロ・ギターリストから始まったキャリアは、その後、作曲家、映像作家へと表現の場を拡げてゆく。また、大判センサーカメラの第一人者として専門誌等にコラムを寄稿する等、デジタルシネマの世界を牽引し続けている。UAの名曲「紅い花」の作曲者としても知られている。(全回トークショーあり)
 
「サイコロコロリン」2007スキップシティ国際映画祭入選「無言歌」ビデオSALON:十人十色の藤沢シネマ「紫陽花」「気持ち玉」等、短編中心に多数。
著書「映画のようなデジタルムービー表現術(玄光社MOOK) 」
2014年10月 今回上映の二作品収録のDVD発売決定!

【主催・配給】
東京プチ・シネ協会
169-0074 東京都新宿区北新宿4-21-7小出ビル1Fルーラルアート内