ママはレスリング・クイーン

上映スケジュール

11/15(土)~11/27(木)

11/15(土)~11/21(金)▶19:10
11/22(土)~11/27(木)▶15:30

料金

当日一般:1500円/学生・シニア:1300円/会員:1000円/★前売券ナシ

フランス/2013/97分/カラー

出演:
マリルー・ベリ 「みんな誰かの愛しい人」
ナタリー・バイ 「わたしはロランス」
オドレイ・フルーロ 「最強のふたり」
コリンヌ・マシエロ 「君と歩く世界」
アンドレ・デュソリエ 「ミックマック」
イザベル・ナンティ 「巴里の恋愛協奏曲(コンチェルト)」

監督:ジャン=マルク・ルドニツキ
製作総指揮:マイケル・ルイージ(WWE スタジオ 代表取締役)
製作:トマ・ラングマン 「アーティスト」
   ファブリス・ゴルドスタイン
   アントワーヌ・ルアン
撮影:アントワーヌ・モノ―
編集:アントワーヌ・ヴァレイユ 「フェイシズ」
美術:ジャン=マルク・トランタンバ 「好きと言えるまでの恋愛猶予」
音楽:フレッド・アヴリル 「サウンド・オブ・ノイズ」

公式サイト:http://wrestlingqueen.com/

昼はスーパーのレジ係。夜はプロレスラー!?

さあ、人生再起を懸けたゴングが鳴る!!
生きることにつまずいた女たちの、汗と涙の奮闘ドラマ。

 
Tournage les reines du Ring
 

 INTRODUCTION

 
アタシたちは、輝きを取り戻す!!
舞台は北フランスの田舎町。シングルマザーのローズは、ある事情で離れて暮らす最愛の息子ミカエルと5年ぶりに
再会を果たすが、彼は心を開いてくれない。ローズはミカエルがWWEの大ファンだと知り、息子の心を取り戻すため
にプロレスに入門を決意する。ローズはスーパーマーケットの同僚3人、主任のコレット、男好きのジェシカ、
肉売り場の“怪人”ヴィヴィアンを巻き込んでプロレスチームを結成、百戦錬磨のメキシコ女子プロレスラー軍団との
対戦も決定し、猛特訓を始めるのだが…。
息子との関係復活、倦怠期を迎えた夫との関係、恋愛依存症や容姿コンプレックスなど、それぞれ悩みを抱えながらも、
プロレスを通して本当の自分を取り戻していく女たちの姿を描いた、汗と涙に溢れた奮闘ドラマ。
 
リングに上がった4人の女優たちが、前代未聞のパフォーマンスを繰り広げる!!
フランスを代表する世界的名女優ナタリー・バイほか才能あふれる女優たちが見せる、細やかで情緒豊かで、体を
張った演技は必見。今どきの女子プロレスのセクシーなコスチュームを身にまとい、エルボードロップやラリアットを
打ちまくり、ブレーンバスターを食らってリングに叩き付けられる。ナタリー・バイが赤いマントをはためかせワンダー
ウーマンの格好で宙を飛ぶ姿は圧巻だ。
ウィットに富んだ台詞をふんだんに散りばめながら、しっかりとしたキャラクター設定と、笑いと心温まる物語に
仕立て上げたのは、本作が長編映画デビューの新鋭ジャン=マルク・ルドニツ キ監督。キャリアのスタートはテレビ
ドラマのシナリオで、アメリカのテレビドラマを真似ることなく独自の進化を遂げ、最近世界で評価が上がっている
フレンチ刑事ドラマなどを多く手掛けている。
 
最強の仲間は一番近くにいる!!
女の意地を奮い立たせ、プロレスの特訓に励むレジ係の女たち。体力を付け、技をマスターし、観客の盛り上げ方
も学び、敵と戦う準備を着々と進めて行く。しかし彼女たちが本当に越えなければいけないハードルは、実は自分
たちの中にあった。女たちはお互いを元気付け、傷ついた自 分を鼓舞しながら戦いに挑む。そんな彼女たちの姿を
見れば、きっと元気をもらえるはずだ。スーパーのレジ係という、どこにでもいる人たちが、自分の人生のために、
自分の幸せを掴むために精一杯の努力をしていく。
彼女たちは次々と降り掛かるハプニングを一つ一つ根気よく乗り越えて行く。そしてその度に彼女たちの友情は
強く結ばれて行く。強い友情は同時に彼女たちの自信につながり、彼女たちの自信に満ちあふれた姿は、他人に
関心を抱かなかった田舎町の住民たちの郷土愛を目覚めさせる。スーパーのレジから始まる地域活性化の物語でもある。
今まで関心のなかった隣人への理解と思いやりの心。最強の仲間は実は一番近いところにいる。
そんなことに気づかせてくれる。
 
世界的プロレス・エンターテイメント集団、WWEがリメイク権利を獲得!!
今年、WWEスタジオが、世界規模でのリメイク権利と米国内配給権利を獲得したと発表!WWEは日本を始め、
地球上の何千万人ものファンを熱狂させる、ハリウッド顔負けの究極のエンターテイメント集団。俳優として活躍する
ドゥエイン・ジョンソン、リング名、ザ・ロックは同団体の代表的選手。『ママはレスリング・クイーン』にも、ザ・ミズ
(マイク・ミザニン)、イヴ・トーレス、CMパンクが出演していることにも注目してほしい。
WWEスタジオ代表のマイケル・ルイージは「このような素晴らしいコメディ作品のリメイク化と配給権を獲得
できたことに興奮しています。WWEスタジオは、この作品によって幅広い年齢層に満足感を与えられ、同時に
WWEのコアなファン層にとっても楽しめる作品になる。」とコメントしている。

 STORY

 
ある事件の罪で服役していたローズ(マリルー・ベリ)は、出所後すぐに代理母に育てられていた我が子、
ミカエルに再会する。しかし少年期を母とともに過ごせなかった彼は、ローズとの再会を喜んではくれなかった。
その後も代理母の元に戻りローズに会おうともしてくれないミカエル。一人悩むローズは、とりあえず息子を取り
戻す最低条件である勤め先を探すのだが、前科者の彼女を雇ってくれたのはイジワルな社長(イザベル・ ナンティ)
がワンマン経営する地元の大型スーパー”ハッピーマーケット“。
 
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そこで働く女性たちは、皆何かの問題を抱えるワケアリばかりだった。 ある日、息子との関係修復を考えていた
ローズはひとつのアイデアを思いつく。息子が熱狂するプロレスの選手になれば、彼は心を開いてくれるのでは?

ローズは悩む間もなく、昔地元のヒーローだったプロレスラー、リシャール(アンドレイ・デュソリエ)のジムへ向かう。
やる気だけは旺盛でも、完全にシロウトのローズを見たリシャールは、彼女を諦めさすために仲間を集めて来るようにと
言い追い返したのだが、ローズはすぐに3人の仲間を引き連れてジムへやってきた。ローズは日頃からうっぷんのたまって
いるスーパーのレジ係の女たちを、プロレスは気晴らし感覚で 楽しいと説得したのだった。

確かに、彼女たちが初めて目にしたプロレスは、派手な演出のステージで、女性たちそれぞれが好みの衣装を身に着け
暴れ回る、楽しそうな世界に見えた。息子を取り戻そうとするローズと、浮気性の旦那との生活に疲れきった五十路女
コレット(ナタリー・バイ)、とにかく男を見つけたいセクシー女ジェシカ(オドレイ・フルーロ)、大柄な自分の容姿に
コンプレックスを抱くメルヘン女ヴィヴィアン(コリンヌ・マシエロ)は、プロレスで全てが解決出来ると信じ込み、
やる気満々だった。
 
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リシャールは彼女たちの熱意に押されコーチを引き受ける。スーパーのレジ係がプロレスラーにというニュースは瞬く間に
小さな田舎町に広まり、レジ前には彼女たちを応援する住民たちが集まった。メキシコの巨漢軍団との対戦も決まり猛特訓を
始める彼女たち。しかしそれはズブの素人には過酷過ぎるハードワーク。スーパーの仕事や子供や恋人との間でも、徐々に
トラブルが生じるように。リングデビューの日が刻々と近づく中、彼女たちの周りには問題が山のように積み重なって行く。
もう後には引けない。果たして彼女たちはプロレスラーとしてデビュー出来るのか!?
そして自分たちの問題を解決出来るのか!?女たちの幸せを手にするための熱い戦いが始まった。
 

 Cast

 
マリルー・ベリ Marilou Berry <ローズ役>
1983年、フランス/パリ生まれ。現代アートで活躍する父と、女優・監督として活躍する母との間に誕生。
叔父や従兄弟も俳優という芸術一家に生まれ、幼い頃から芸術に触れてきたマリルー。8才の頃から映画の仕事を始め、
20才の頃から舞台、映画でも活躍するようになる。セザール賞主要4部門を独占し、世界的に絶賛された『ムッシュ・
カステラの恋』(99)のアニエス・ジャウイ監督の群像劇『みんな誰かの愛しい人』(04) で本格映画デビューを果たす。
この作品はカンヌ映画祭でパルム・ドールと脚本賞を受賞。マリエルーはセザール賞で有望若手女優賞にノミネートされ
注目を集め、その後、話題作への出演が急増している。主な出演作は『ハッピーデイズ』(06)『ソフィー・マルソーの
過去から来た女』 (07)『クライアント』(08)『ジョセフィーヌ』(13)。
 
ナタリー・バイ Nathalie Baye <コレット役>
1948年、フランス/マネヴィル生まれ。70年代トリュフォーの『アメリカの夜』(73)や『恋愛日記』(77)、
『緑色の部屋』(78)、80年代ゴダールの『勝手に逃げろ/人生』(79)や『ゴダールの探偵』(85)といった作品で
知られる、カトリーヌ・ドヌーヴ、イザベル・ユペールと並ぶ現代フランス映画を代表する女優。現在までに4度、
セザール賞受賞。スピルバーグ監督の『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(02)などアメリカ映画にも出演。
日本でも人気が高く、2001年と2013年のフランス映画祭の団長を務めている。主な出演作は『パパラッチ』(98)
『ポルノグラフィックな関係』(99) 『わたしはロランス』(12)。
 
オドレイ・フルーロ Audrey Fleurot <ジェシカ役>
1977年、フランス生まれ。大学で演技を学び、卒業後は舞台を中心に活躍していたが、2005年から始まった人気
テレビシリーズ「スパイラル 〜連鎖〜」で若手女性弁護士役に抜擢、2011年『最強のふたり』で半身不随の主人公の
秘書役を演じ一躍注目を浴びる。主な出演作は『ミッド ナイト・イン・パリ』(11) 『屋根裏部屋のマリアたち』(11)。
 
コリンヌ・マシエロ Corinne Masiero <ヴィヴィアン役>
1964年、フランス生まれ。フランスでは数多くのテレビドラマに出演する名バイプレイヤー。
2000年ごろから年間5〜10本のテレビ映画にコン スタントに出演。映画にも年に一本ほどのペースで出演していたが、
2012年の『君と歩く世界』をきっかけに出演の数を増やしている。翌年の 『ルイーズ・ウィマー(原題)』では主役を
演じセザール賞ほか2つの映画祭で主演女優賞ノミネート、チューリッヒ映画祭ほか3つの映画祭では最優秀主演女優賞
を受賞している。
 
アンドレ・デュソリエ Andre Dussollier プロレスのコーチ <リシャール役>
1946年、フランス/アヌシー生まれ。スイス国境近くの山村に生まれ、幼少期はサッカーに夢中だったが、10才の時
舞台版「にんじん」を鑑賞 し俳優を志す。学校や劇団等で演技を学び1972年トリュフォーの『私のように美しい娘』
で映画初出演。その後クロード・ルルーシュ、エリック・ ロメール、ジャック・リヴェットら巨匠の作品に次々と出演。
1985年の『赤ちゃんに乾杯!』の大ヒットで国民的俳優となる。現在ではジャン=ピ エール・ジュネやアラン・レネなど
フランスの巨匠たちの作品にはなくなてならない存在となっている。主な出演作は、『愛を弾く女』(92) 『恋する
シャンソン』(97) 『クリクリのいた夏』(99) 『アメリ』(01) 『ミックマック』(09) 『風にそよぐ草』(09)。
 
イザベル・ナンティ Isabelle Nanty <スーパーの社長役>
1962年、フランス生まれ。80年代から数多くの映画、テレビ映画に出演しながら、舞台の監督も数多く手掛ける
バイタリティ溢れる女性。主な出演作は『アメリ』(01) 『ミッション・クレオパトラ』(02) 『巴里の恋愛協奏曲
(コンチェルト)』(03) 『DISCO ディスコ』(08) 『プレイヤー』(12) 。