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自由と壁とヒップホップ

上映スケジュール

11月29日(土),11月30日(日)▶12:00
12月1日(月)〜12月5日(金)▶15:00

料金

【当日】一般:1500円/学生・シニア:1300円/会員:1000円
【前売】全国券:1200円

2008年/パレスチナ・アメリカ/カラー/86分

監督:ジャッキー・リーム・サッローム
製作:ラムズィ・アラージ / ジャッキー・リーム・サッローム / ワリード・ザイタル
編集:ジャッキー・リーム・サッローム / ワリード・ザイタル ナレーション:スヘール・ナッファール(DAM)
出演:DAM / マフムード・シャラビ / PR / ARAPEYAT / アビール・ズィナーティ

公式サイト:http://www.cine.co.jp/slingshots_hiphop/

彼らの叫びが世界を変える!!


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DAM(fromパレスチナ)ジャパン・ツアー記念、京都はメトロにて10/9(木)!1week緊急上映決定!
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 イントロダクション

 
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パレスチナのヒップホップ・ムーブメントを取り上げた初めての長編ドキュメンタリー。自身もパレスチナにルーツを持つ女性監督ジャッキー・リーム・サッロームが描く、若者たちの音楽による非暴力の抵抗。中東の若者たちに芽生えた新しいカルチャーの動きを最先端で捉え、彼らが抱える社会的問題や歴史的背景の複雑さを映し出す。ヒップホップと出会った若者たちは、音楽の力を使い、占領と貧困がもたらしている分断(占領地に設けられた検問所や分離壁)だけでなく、ジェンダー差別や世代ギャップに至るまで、自分たちを分かつ様々な壁をのり越えようとする。そこから見えてくるパレスチナやイスラエルのアラブ人の生き方や、彼らが模索する多様なアイデンティティのあり方はこれまでの”アラブ人像”を大きく変える。

 

 ストーリー

 
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イスラエル領内のパレスチナ人地区で生まれた史上初のパレスチナ人ヒップホップ・グループ“DAM” 。彼らは言葉を紡ぐ。占領と貧困、差別により生きる意味を見いだせない若者たちのために。パレスチナ人としての誇りを失いかけている多くの人たちのために。服役中の親を持ち、行き場のない子どもたちの前で夢を語り、社会的な制限や抑圧の多い女性たちに楽曲を提供し、ラッパーとして背中を押す。
DAMの音楽は国境、年齢、性別といった壁を越える。そして、彼らに影響を受けたガザ地区や西岸地区の若者たちもまたヒップホップを志す。自身のおかれた苦難に立ち向かい、本来手にすべき自由を獲得するために。絶望的な状況をヒップホップのリズムに乗せ、歌うことは、これまで麻痺していた感情や思考を再び呼びさます。彼らの作り出す曲は、同じ境遇を生きる人々の大きな共感を呼び、熱狂を持って迎えられた。絶望から生まれた叫びが、多くの仲間たちの生きる希望に変わったのだ。
そんな彼らにDAMは最高のステージを用意する。各地で活躍するパレスチナ人ヒップホップ・グループを集めての音楽フェス。しかし、お互いの居住地は分離壁や検問所により隔てられている。地理的、歴史的な断絶を音楽で補いあってきた彼ら。同じパレスチナ人として一緒に舞台に立ちたいという願いは、果たして叶うのか。

 
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 監督:ジャッキー・リーム・サッローム

 
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パレスチナ人とシリア人の両親を持ち、ニューヨークを拠点に活動するアラブ系アメリカ人アーティスト・映画監督。ニューヨーク大学大学院で芸術学を専攻。在学中よりポップ感覚のアート(おもちゃ、ガムボール自販機など)を用いて、自分の家族や人々の歴史を実証的に示し、それによってアラブについての画一的なイメージに疑問符をつけ、固定観念を修正し、払拭することに挑んできた。初めて制作した映像作品は2005年のサンダンス映画祭に出品した「プラネット・オブ・ジ・アラブズ」。これをきっかけに故郷のパレスチナに戻って最初の長編ドキュメンタリー「自由と壁とヒップホップ」(2008年サンダンス映画祭正式出品)を監督することになる。最近の活動には、PBSテレビの短編ドキュメンタリー「アラブ系アメリカ人の物語」、国連ウィメンの資金提供によるDAMの音楽ビデオ“If I Could Go Back in Time”や、子供向けの短編映画“Yala to the Moon” (2012年トロント映画祭子供部門出品)などがある。現在、執筆活動や映画や音楽ビデオの監督を務めるほか、米国や海外の大学や教育機関でワークショップをも行っている。

 

 DAM

 
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フランスの高級紙「ル・モンド」が「新世代のスポークスマン」と呼んで紹介したDAMは、パレスチナ最初のヒップホップ・グループであり、アラビア語ラップの先駆者でもある。1990年代の後半からグループを結成し、歌い始める。2000年に占領地で勃発した第2次インティファーダ(イスラエルの支配に抵抗する民衆蜂起)に触発されて制作した「Who’s the terrorist?」を2001年にネット公開したところ、たちまち100万以上のダウンロードを記録し、DAMの名前は中東の若者のあいだに浸透した。ローリング・ストーン誌がフランスで無償配布するなど、この曲は様々な出版物でも取り上げられている。

 

 アビール・ズィナーティ

 
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リッダに生まれ育ったアビール・ズィナーティは、イスラエル国内に住むパレスチナ人の女性にふりかかる様々な困難に立ち向かうため、芸術による自己表現をめざすようになった。彼女はイスラエルの美術学校で映像や写真を学び、イスラエルとパレスチナで行われる政治・社会的なイベントで活躍するようになった。
「パレスチナR&Bのファーストレディ」と呼ばれるアビールは、DAMとコラボレーションした「Born Here」によってパレスチナのヒップホップ・シーンに地位を確立した。

 

 PR(パレスチニアン・ラッパーズ)

 
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ガザで暮らすパレスチナの若者たちが、日々直面する困難に対して抱く気持ちを表現したいとの思いからPRが誕生した。ヒップホップを使えば自分たちの考えだけでなく、パレスチナの土地と人々の将来への希望をより効果的に伝えられると彼らは気づいたのだ。PRのメンバーは、すでに多数の曲をオンラインで発表している。彼らはガザだけでなく、西岸地区の町ラッマーラでも演奏しており、北アイルランドでもステージに立っている。
PR(パレスチニアン・ラッパーズ)公式サイト:https://myspace.com/palrapperz

 

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