【R15】つぐない 〜新宿ゴールデン街の女〜〈まなびやピンク劇場〉

上映スケジュール

11月1日(土)〜11月14日(金)

11月1日(土)〜11月3日(月・祝)▶14:00
11月10日(月)〜11月14日(金)▶19:20

料金

一般:1500円 / 学生・シニア:1200円 / 会員:1000円 

2014年 / 日本 / 87分

監督:いまおかしんじ
音楽:ビト / 企画:速水今日子 朝倉大介
脚本:佐藤 稔 / 脚本協力:荒井晴彦
配給:インターフィルム

出演:工藤翔子、速水今日子、伊藤猛

公式サイト:http://www.tsugunai.jp/

いまおかしんじ監督最新作は、新宿ゴールデン街と男と女の迷宮譚!

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〈まなびやピンク劇場〉>>>>>>>>>>>>>>http://risseicinema.com/archives/8175

 

【舞台挨拶&トーク決定!】
11/1(土)速水今日子さん、貴山侑哉さん(★上映前)
11/1(土)いまおかしんじ監督トーク ゲスト:高橋伴明監督(★上映後)

11/2(日)速水今日子さん、貴山侑哉さん(★上映後)
11/3(月・祝)速水今日子さん、貴山侑哉さん(★上映後)
11/10(月)、11/11(火)工藤翔子さん(★上映後)

 

【A】いまおかしんじ監督最新作!京都初公開!

立誠オトナの文化祭「まなびや2014」が送るシネマ企画。ことしのキーワードは「ピンク」。
普段はなかなか観る機会がない…というアナタも、この機会にぜひオトナの映画をご堪能くださいませ。

 
本作はR15指定の作品です。
15歳未満の方の鑑賞はお断りさせていただきます。ご了承くださいませ。

 

新宿歌舞伎町一丁目
都会の中に佇む木造長屋建ての特別な空間 新宿ゴールデン街
狭い路地に足を踏み入れた一人の女
人に言えない過去を秘めた中年男
ふたりが背負う罪とは…
 
店の名は“罪ほろぼし”
男と女と酒と欲望、
様々な人間模様がそこにある。
 

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日本のアート・シーンをけん引してきた伝説の飲み屋街に生きるどうしようもないけど、愛おしい人々。
新宿歌舞伎町一丁目-都会の中に佇む木造長屋建ての特別な空間、新宿ゴールデン街。
映画、舞台、音楽など、表現活動をする人々から左右思想家や学者までが集う街としても有名であり、若者たちにとっては憧れの街でもある。
しかし、そこは飲み屋街、伝説の街といっても酔っ払いが街の主役というのは今も昔も変わらない。今日もいい大人たちが安らぎを求めて朝から晩まで酒におぼれている。

本作は、そんな街に生きる人々の日常と人間模様を、誰もが隠し持つ“罪”にスポットライトをあてる事によって、深くあぶり出している。本作の企画は、本当にゴールデン街のお店でママを務める女優の速水今日子、主演の工藤翔子も歌舞伎町で店を経営、共演の伊藤猛はピンク映画時代から工藤翔子と数多くの映画で共演、息の合った演技を魅せている。その他にも実在のゴールデン街の住人が大挙出演しているのがリアル。
監督はいまおかしんじ、数少なくなった人を描くことができる監督だ。

 
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あらすじ
 
ここは愛と罪の迷宮・・・
新宿ゴールデン街に東子(工藤翔子)という女が現れる。彼女は山梨の実家へ帰る途中、かつての恋人・郡司(伊藤 猛)が、この街に住むと聞いて立ち寄ったのだ。郡司は「罪ほろぼし」という名でバーを営む霞(速水今日子)のヒモになっていた。郡司との再会を果たした東子は、一旦はゴールデン街を後にする。
しかし「罪ほろぼし」の常連客で、すけこましの山科(貴山侑哉)に誘われるまま、再びゴールデン街に足を踏み入れると飲んだくれてしまう。そんな東子を郡司がなじる。服役して罪を償った気でいるなら大間違いだと。郡司とヨリを戻すつもりで来たわけではないのに帰れない。それがなぜだかわからない。一方、郡司の恋人・霞は東子の出現に心を乱されたのか、常連客の男に体を許してしまう・・・

 
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コメント
 
時代は移り、カウンターの中も客席も、たくさんの人々が入れ替わったが、「新宿ゴールデン街」そのものがしっかり生き延びているのを観ると感動する。なぜか。人間が影のない「数」としてしか数えられなくなったこのひどい時代に、この街にはまだ、ひとりひとりとしての「個人」たちの人生の濃い陰影が、しっかりと刻まれているからだ。

東陽一(映画監督)

 

「匂い」が立ち上る映画だ。かつて『襲られた女』というゴールデン街映画があったが、本作は重いボディーブロウを放ってその映画を撃ち倒した。“ジュクを捨てた男”と言われている敗戦監督は今晩きっとこの街に戻りしみじみと酒をくらうだろう。  「魔界」の名を返上したかにみえる新宿ゴールデン街。しかし、この街のワケアリ女と男たちが己の奥深くに「魔界」を隠しただけだということを、この映画は教えてくれる。     

高橋伴明(映画監督)

 
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★本企画では、場内を女性席エリア、男性席エリアにわかれてご鑑賞いただきますので、女性のかたもぜひこの機会にご参加ください。

まなびやピンク劇場
主催:まなびや2014実行委員会
協力:京まちなか☆音楽映画祭、立誠シネマプロジェクト