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ショートホープ

上映スケジュール

1月31日(土)~2月6日(金)
連日15:30~
※1/31(土)&2/1(日)舞台挨拶あり

料金

【当日】一般:1500円/学生・シニア:1300円/立誠シネマ会員:1000円
【前売】前売券:1400円 ★上映開始前日まで販売

2013/日本/カラー/76分

監督・脚本:堀口正樹
プロデューサー:高橋正弥
撮影:中澤正行
美術: 山下修侍
録音・効果:齋藤泰陽
編集:小林由加子
音楽:Otoji + Ray

出演:竜跳 / 鳥羽 潤 / 中村 麻美 / 芹沢 礼多 / 佐藤 恒治 / 小林 麻子 / 岸部 一徳

公式サイト:http://shorthope-movie.com/index.html

愛はどこにあるんだろう?


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1/31(土)&2/1(日)堀口正樹監督舞台挨拶決定! 全州国際映画祭で絶賛の話題作!

 
小学校4年生の和也は、母の死をきっかけに顔も知らない父親に会いたいと願う。決意は強く、母が働いていたストリップ劇場に行くために蒲田から横浜まで徒歩で向かう。道中で出会う、子供たち、大人たち、見たことの無い風景、初めての経験である強烈な飢えと渇き。立ち塞がる過酷な現実に翻弄され、“愛”と“希望”を探し求める少年の孤独。『ショートホープ』は2014年第15回全州国際映画祭インターナショナルコンベンション部門に正式出品され外国メディアに賞賛された。森田芳光監督や阪本順治監督らに助監督として師事し、現場で知識を学び、数々の経験を積んだ堀口正樹の第一回監督作品である。自ら脚本も執筆し、満を持して監督デビュー作へ挑戦した。少年が現実社会に飛び込み、大人と同じ立場で接することを強いられる初めての経験。“愛される”ことばかり願う利己主義が氾濫する現代社会において、“愛する”尊さを今一度省みる。日本インディペンデント映画に新しい少年映画の傑作が誕生した。
 
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人が生きて行く上で、永遠のテーマである“愛”。 いったい“愛”とは何だろうか?主人公の少年 和也は実母、見たことも無い父親、里親家族という自身の経験から、ぼんやりと“愛”のイメージを描いていた。更に、様々な状況に生きる大人たちに出会うことによって、“愛”についてより考え始める。そして、決定的な実父との出会い。結果的に、少年は何を失くし、何を掴んだのだろうか?
本作は“311”以降の2012年に堀口監督自らが執筆したオリジナル脚本である。あの日以来、“生死”の間に境界線はなく、 “死”が“生”の側に入り込んできた、と監督が語るように“311”が与えた影響は大きい。最たるものは実母であるジプシーの“死”である。本作の根底には彼女の死が始終横たわっているが、“死”と“生”の間にこそ揺るぎない“愛”と“絆”が存在するのだと提示してみせる。生きているのか? 死んでいるのか? 曖昧に生き惑う大人たちにとって、和也の存在そのものが“希望”に見える。過酷な現実に傷つき翻弄されつつも、成長し変化していく和也の胸に去来する“愛”や“希望”。最後のショットに映る少年の今後に思いを馳せた時、観客の胸に自らの来し方と未来、そして“愛”、“希望”、“絆”の形が立ち上がってくるだろう。
 
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出演陣はフレッシュなキャストと、ベテランが競演し見事なアンサンブルを生んでいる。主役 児島和也役に初主演となる竜跳。『コドモ警察』『カノジョは嘘を愛しすぎてる』『KILLERS/キラーズ』などで活躍。孤独な少年が戸惑いながらも成長していく過程を見事に好演。スクリーンに映える鋭い眼差しは、その眼力に誰もがドキッとするであろう。成長が期待できる楽しみな俳優である。ジプシーのヒモである良輔には鳥羽潤。『僕は勉強ができない』で鮮烈な俳優デビューを飾り、日本アカデミー賞 新人賞、おおさか映画祭 新人賞などを獲得、『瀬戸内ムーンライト・セレナーデ』ではキネマ旬報ベスト・テン新人男優賞受賞。様々な作品にヴァラエティに富んだ役柄で出演、本作でも新たな魅力を披露している。水沢マリ役は中村麻美がクールに好演。『ファザーファッカー』で4000人の中から選ばれて銀幕デビュー以来活躍を続けている。和也の実父 米田りいちには芹沢礼多。阪本順治監督作『鉄拳』で俳優デビュー後、阪本監督作には欠かせない存在として活躍。和也の担任教師、笹野亜由美役に『波』の小林麻子。知的なホームレス末吉役に『武士の家計簿』の佐藤恒冶。ストリップ小屋の優しい主人、丸山繁則役は、岸部一徳。カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作『死の棘』で日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞、キネマ旬報主演男優賞など受賞、今や日本の名優の地位を確立している。様々な年代の個性あふれる俳優たちの演技は、この映画に清新な息吹を与えている。