花とアリス殺人事件

上映スケジュール

5月9日(土)〜5月22日(金)

5月9日(土)〜5月15日(金)▶13:20〜
5月16日(土)〜5月22日(金)▶17:20〜

料金

当日券のみ 一般:¥1500/学生・シニア:¥1300/立誠シネマ会員:¥1000
*全国共通券使用可
え〜がな500対象外

2015年/日本/カラー/100分

|STAFF|原作・脚本・音楽・監督:岩井俊二
|CAST|蒼井優、鈴木杏
 勝地涼、黒木華、木村多江、平泉成、相田翔子、鈴木蘭々、郭智博、キムラ緑子

公式サイト:http://hana-alice.jp

史上最強の転校生、アリス。史上最強のひきこもり、花。
二人が出逢ったとき、世界で一番小さな殺人事件が起こった。

イメージ場面写真「花とアリス殺人事件」
 
 
岩井俊二、初の長編アニメーション監督作品。声の出演、蒼井優・鈴木杏。
“花”と“アリス”は、いかにして出逢ったのか? これは、友情の始まりの物語。

 
映画『Love Letter』(95)『スワロウテイル』(96)の監督や、東日本大震災復興プロジェクトチャリティーソング「花は咲く」の作詞など、多彩な分野で活躍する岩井俊二が、2004年に原作・脚本・監督を務めた映画『花とアリス』。日常、友情、そして恋に揺れる二人の少女、花(鈴木杏)とアリス(蒼井優)の姿を描き、蒼井優と鈴木杏がブレイクするきっかけとなる。
今でも多くのファンに愛され続けている、この『花とアリス』の前日譚となる二人の出逢いのエピソードを初めての長編アニメーション監督作品として送り出し、脚本と音楽も担当。主人公の花とアリスの声優には04年の『花とアリス』同様、アリス役に蒼井優、花役に鈴木杏がキャスティングされ、他のキャラクターも前作に引き続いてのキャスティングとなっている。
アリスの母親役に相田翔子、父親役には平泉成、花の母親役にキムラ緑子、バレエ教室の先生に木村多江らが『花とアリス』と同じ役で出演。前作で、花が恋する宮本先輩を演じた郭智博も先生役で登場。さらに、勝地涼、黒木華、鈴木蘭々ら豪華俳優が声優を務め、アニメーションとなった花とアリスに新たな息吹を吹き込んだ。
また、岩井俊二監督初となる長編アニメーション作品を支える制作陣には、アニメーションプロデューサーに川瀬毅。CGディレクターに『009 RE:CYBORG』(2012年)の櫻木優平、ロトスコープアニメーションディレクターに久野遥子、色彩設計に『人狼 JIN-ROH』(2006年)『009 RE:CYBORG』(2012年)の片山由美子、美術監督に『009 RE:CYBORG』(2012年)『言の葉の庭』(2013年)の滝口比呂志、実写撮影監督に『新しい靴を買わなくちゃ』(2012年)の神戸千木がそれぞれ務めている。
 
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STORY
 
石ノ森学園中学校へ転校してきた中学3年生の有栖川徹子(通称アリス/声:蒼井優)は、一年前に3年2組で起こった、「ユダが、四人のユダに殺された」というウワサを聞かされる。さらに、アリスの隣の家が<花屋敷>と呼ばれ、近隣の中学生に怖れられていることを知る。その花屋敷に住む「ハナ」ならユダについて詳しいはずだと教えられたアリスは、花屋敷に潜入する。そこで待ち構えていたのは、不登校のクラスメイト・荒井花(通称ハナ/声:鈴木杏)だった…
 
 
CAST/STAFF
 
有栖川徹子(蒼井優)、荒井花(鈴木杏)。
史上最強の転校生、アリス。史上最強のひきこもり、花。
『花とアリス』(2004年)から10年。同じキャストで蘇る“アリス”と“花”!
 
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蒼井 優(有栖川徹子 役)
1985年8月17日生まれ。1999年にミュージカル『アニー』でデビュー。
2001年に『リリイ・シュシュのすべて』で映画デビューを果たす。
『フラガール』(2006)では、第30回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞など多くの賞を受賞。
『鉄コン筋クリート』(2006・声優)、『百万円と苦虫女』 (2008)、『東京家族』(2013)などの映画や、『その妹』 (2011)、『サド候爵夫人』(2012)などをはじめとする舞台、CMを中心に活躍。
 
 
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鈴木 杏(荒井花 役)
1987年4月27日生まれ。1996年にドラマ『金田一少年の事件簿』でデビューし、翌年『青い鳥』で注目を集める。
2003年に『Returner』で第26回日本アカデミー賞新人俳優賞と話題賞をダブル受賞。『青の炎』(2003)、『スチームボーイ』(2004・声優)、『吉祥天女』(2007)、『さよなら渓谷」(2014)をはじめとする映画や、『ロミオとジュリエット』(2004)、『奇跡の人』(2009)、『海辺のカフカ』(2014)などの舞台で活躍。
 
 
岩井 俊二(監督・脚本・原作・音楽)
1963年1月24日生まれ。1988年より、音楽ビデオやCATVの仕事からスタート。
その後、数々のドラマやミュージックビデオなど多方面の映像世界で活躍を続け、その独特の映像が“岩井美学”と称され注目を浴びる。その後、映画界へ進出。『PiCNiC』や『スワロウテイル』などヒット作品を生み出し、1988年にはフリーハンドで描いたスケッチのような美しい映像『四月物語』を発表。その後、2000年4月から7月にかけてインターネット上で、BBS(掲示板)のスタイルを使い、一般の人たちの対話の中から物語を展開していくインターネット小説『リリイ・シュシュのすべて』を発表し、翌年には自ら映画化。2003年にはショートフィルム『花とアリス』をインターネット上で発表し、翌年に長編映画として劇場公開されるなど、新しい試みを意欲的に行っている。
近年では『friends a=ar 3.11』をはじめとするドキュメンタリー作品や、短編アニメ作品を多く手がけており、『花とアリス殺人事件』は初の長編アニメーション作品となった。そのアウトプッド方法は映像だけにとどまらず、小説や音楽などさまざまな方面でも才能を発揮しており、本作では原作・音楽・監督・脚本を担当している。