DOGLEGS
上映スケジュール |
2016年2月13日(土)〜3月4日(金) 2/13(土)~2/19(金)▶11:40~
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料金 |
【当日】一般:1500円/学生・シニア:1300円/立誠シネマ会員:1000円 |
2015/HD/89 分
監督・撮影・編集:ヒース・カズンズ
出演:サンボ慎太郎、アンチテーゼ北島 他
本気で向かってきなよ。
本気で応えるから。
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本作『DOGLEG』は、25年の歴史を誇る障害者プロレス団体「ドッグレッグス」の活動と、清掃員として働きながらスター選手として輝く矢野慎太郎=サンボ慎太郎や彼を取り巻く仲間たちの、笑いあり涙ありの日常を追い、5年の歳月をかけて作り上げたドキュメンタリーです。
20周年記念試合での2大スターの引退を賭けた世紀の一戦など、障害者と健常者が入り乱れて参加するアンダーグラウンドな障害者プロレスを通し、障害を持人が“障害者”という枠組みにとらわれず一人の人間として自己表現する姿を描いていきます。
“障害”とは何か?誰が決めるのか?自由に、お互い愛し合って生きるということの意味とは何か?
本作が長編ドキュメンタリー初監督作となるヒース・カズンズのそんな問いかけが、私たちを直撃します。
(C) Alfie Goodrich/(C) Alfie Goodrich
あらすじ
矢野慎太郎=“サンボ慎太郎”、清掃員の仕事をしながら「ドッグレッグス」のスター選手として活動をしている。リングでの20年に及ぶ輝かしい歴史とは裏腹に、年を取った彼は、レスラーを引退し“普通”の夢を追い求めたいとも考えている。しかし、「ドッグレッグス」代表の北島行徳には、別の計画があった。
慎太郎の最も古くからのライバルである北島行徳=“アンチテーゼ北島”は、「20年間障害者を打ちのめし続けてきた健常者」と言われている。 彼は、慎太郎から「最後に“アンチテーゼ北島”と対戦し引退したい」いう挑戦を受け、「勝者だけが引退できる」という条件を付けて承諾する。北島に対する慎太郎の連敗記録を考えれば、その結果は自ず見えているようなものだった。
もう一人の「ドッグレッグス」レギュラーで、女装癖のある伝説のレスラー・“愛人(ラマン)”。彼はほぼ全面的な麻痺があり、妻=“ミセス愛人(ミセスラマン)”と息子=“プチ愛人(プチラマン)”の反対にも関わらず症状を酒でごまかしていたため、重度のアルコール中毒でもある。「ドッグレッグス」のために生き、「俺はリングの上で死ぬんだ」と呟く“ラマン”。そんな彼を見つめる“ミセスラマン”は、彼の意志と彼の命、そのどちらを尊重するのか?
そんな“ラマン”に酒を注ぐ男。介護者中嶋有木。彼はいわゆる外面的な障害はないが、臨床的に鬱病と診断されている。精神障害を「認めてもらうこと」「尊重されること」を求めリングに上がるが、鬱とレスリングが起こす化学反応は未知数だ。
慎太郎は日常を過ごしながら、彼の夢に向け練習を重ねる。仕事を次のステップへ進めるための試験。密かに抱き続ける女性への想い。彼を見守る先輩との何気ない会話。「やっと引退してくれる」と呟く母…。
そして、“サンボ慎太郎”と、彼の「影」のような師=“アンチテーゼ北島”との世紀の一戦がいよいよ近づく─。
「ドッグレッグス」は観衆に問いかける。障害とは何か、そして、それは誰が決めるものなのか…。
(C) Alfie Goodrich/(C) Alfie Goodrich