世界のアニメーションシアター WAT 2016
上映スケジュール |
2016年6月4日(土)~6月24日(金)
|
---|---|
料金 |
均一料金:1プロ:900円/2プロ:1600円 |
後援:オランダ王国大使館、スイス大使館、デンマーク大使館、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、駐日ブラジル大使館
企画・主催:オフィスH
宣伝協力:トリウッド 予告ビデオ編集/字幕制作:山本達也(トリウッド)
HP制作/チラシ制作:デザイン・スナイプ(鴫原孝江)
世界の気鋭監督たちの最新作や映画祭で高評価の作品を集めるショートアニメーションの特集上映「WAT 世界のアニメーションシアター」が京都初登場!世界の最前線をいく短編アニメ10作をお楽しみください!
Warning: Undefined variable $cs1 in /home/wp091219/risseicinema.com/public_html/wp-content/plugins/only-tweet-like-share-and-google-1/tweet-like-plusone.php on line 756
Warning: Undefined variable $cs2 in /home/wp091219/risseicinema.com/public_html/wp-content/plugins/only-tweet-like-share-and-google-1/tweet-like-plusone.php on line 756
【トーク決定!】
6/11(土)16:15〜(60分程度予定)【ゲスト】坂本一也さん
6/12(日)16:15〜(60分程度予定)【ゲスト】ユー・スギョンさん
WATとは?
2000年に下北沢トリウッドで始まった「WAT 世界のアニメーションシアター」は、オフィスH(オフィス・アッシュ、代表:伊藤裕美)が世界最大規模のアヌシー国際アニメーション映画祭などで見出した、世界の若手監督のオリジナル作品やカナダ国立映画製作庁(NFB)の名作などを多数日本に紹介してきました。これまでの動員は延べ1万人を超えています(http://www.wat-animation.net/wat_list.html)。
3年ぷりの再開となる2016年の上映は全10作品。
<いろいろな愛を描くアニメーション>をテーマに、日本・アメリカのカップル監督による“アインシュタインの夢”『ビトイーン・タイムズ』、ブラジルで脚光を浴びる女性監督の『ギーダ』、空想の少年と不妊に悩む女性のファンタジー『Otto – オットー』、黒い砂に油彩の色彩美が映える『ちいさな芽』、そして第88回オスカーノミネート『真逆のふたり』。
さらに<社会的視点を持つアニメーション>として、デンマークで制作された中東紛争にまつわるドキュメンタリータッチのショートアニメーション – イスラエルの人権団体B’Tselem(ベツェレム)のカメラプロジェクトの映像を基にした『ホワイトテープ』『ブラックテープ』と、アフガニスタンに派遣されたデンマーク軍の実話に基づく『アフガニスタン – 戦場の友情』、そして1000年続くキリスト教聖地に巡礼する人たちを描く『サンティアゴ巡礼』、聴覚障害者カップルの愛が舞う『触感のダンス』。
セレクションされたのは、オスカーノミネート作品やノミネート監督の最新作、アヌシー国際アニメーション映画祭にて初監督作品に贈られる「Jean-Luc Xiberras賞」受賞作、フランスのアニメーション制作会社・Folimage(フォリマージュ)が独立系作家にオリジナル作品の制作の機会を提供する「ラ・レジデンス」の作品など、日本・アメリカ・ブラジル・フランス・オランダ・イタリア出身の気鋭の監督たちの注目作ばかりです。
さらに今回、ショートアニメーションの魅力をより広く伝えるべく、クラウドファンディング「WAT 2016・MotionGalleryキャンペーン」を行なっています(★2016年4月11日まで)。
WAT 2016でしか観られない、アメリカ、フランス、スイス、デンマーク、オランダ、イギリス、ブラジルで制作された個性に満ちたショートアニメーションをぜひご覧ください。
上映作品
<Aプログラム ─ いろいろな愛を描くアニメーション ─> | |
『真逆のふたり』(2012/10:18/セリフなし/パペットアニメーション) 第85回アカデミー賞短編アニメーション賞ノミネート/ 第40回アニー賞学生作品賞 / Cartoon d’Or 2013受賞 / 広島アニメーション・フェスティバル 2012 観客賞など30以上の国際賞受賞
ウォルターとマッジは倦怠期の熟年夫婦。いまや喧嘩もしないし、文字通り“どちらが上か”と競うこともない。ウォルターは床で、マッジは天井で生活していても、マッジに言わせれば、ウォルターが“天井”にいることになる。一つ屋根の下にいても、話すこともなければ、お互いを見つめ合うこともなく、ふたりはバラバラなのだ。ある日、結婚生活のすれ違いを残念に思ったウォルターはよりを戻そうとする。しかし心地よかった均衡は崩れ、習慣の違いでぶつかり合うふたりに、離婚の危機が訪れる…。 『(Otto)- オットー』(2015/10:00/セリフなし/3DCGアニメーション) オランダ・アイントホーフェン映画祭2015最優秀アニメーション賞 / Cartoon d’Or 2015 ノミネート / カナダ・トロント国際映画祭2015 ノミネート
小さな男の子“オットー”は、少女にしか見えない空想の友だち。少女と遊ぶ“オットー”と、子どもに恵まれない夫婦がカフェで出会う。不妊治療に失敗した妻には“オットー”が見え、夫に内緒で“オットー”を連れ帰ってしまう。夫は妻の行動を不信に思い、妻との間には溝ができる。そして、独りになって落ち込んでいた少女が“オットー”を見つけてしまう…。 『ギーダ』(2014/11:30/セリフなし/手書きアニメーション) フランス・アヌシー国際アニメーション映画祭2015 / Jean-Luc Xiberras賞(初監督作品賞) / FIPRESCI賞(国際批評家連盟賞) / ブラジル・Anima Mundi 2014 最優秀ブラジル作品賞 他
裁判所で公文書保管人として30年間ひたむきに働いてきた女性、ギーダ。今が不幸というわけではないが、軽やかに舞い踊るのが、幼い頃の夢だった。ある日、町の文化センターがデッサンモデルを募集しているのを知って、家と職場を往復するだけの生活から一歩踏み出す決意をする…。 『ちいさな芽』(2015/10:03/セリフなし/砂+油彩手書きアニメーション) スイス・FANTOCHEバーデン国際アニメーション映画祭2015 / ウクライナ・KROK 国際アニメーション映画祭2015 / オーストリア・インスブルック自然映画祭2015 他で上映
歌声清らかな少女は、いろどり豊かな草花から切り取った布で服を作る。毎晩、アリが彼女の家を移動させると、彼女は新しい場所で新しい布を手にする。ある日、小鳥が落とした種を飲み込んだ少女のおヘソから双葉が生える。植木鉢に植え替えた双葉が巨木に成長すると、布にする草花から色が消えてしまう…。 『ビトイーン・タイムズ』(2014/14:20/英語・日本語字幕/パペットアニメーション) アメリカ・オースチン映画祭2014 最優秀アニメーション賞 / アメリカ・ボストン国際映画祭2014 最優秀アニメーション賞 / アルゼンチン・EXPOTOONS 2014 第1位 他
ヨーロッパの田舎町。パン屋の壁に掛かる鳩時計は街頭の時計に夢中。パン屋の奥さんはきっちり1秒間隔でパンを切る。パン屋の隣は、壊れかけた時計をスクラップにするという噂のある時計屋。お向かいは、陽光に合わせて植木鉢の置き場を変えるおばさん。パン屋で人待ちの青年は、子ども部屋はあるのに、赤ん坊を生んでくれる相手がいない。小さな商店街の住人にはそれぞれに異なる時がある。一日が終わろうとする時、鳩時計は街頭の時計への強い思いから、時間と空間を超えようとする…。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー |
<Bプログラム ─社会的視点を持つアニメーション ─> | |
『アフガニスタン – 戦場の友情』(2014/30:00/デンマーク語・日本語字幕/手書きアニメーション) Cartoon d’Or 2015 ノミネート / デンマーク オーデンセ国際映画祭2014 / 最優秀アニメーション・タレント賞 / デンマーク・アカデミー賞 2014 最優秀短編映画賞ノミネート
アフガニスタンの平和維持活動のため、国際治安支援部隊(ISAF)に派遣されたデンマーク軍の小隊長・アㇽンは、戦闘で疲弊した地域で、地元警察の署員と共に活動することとなる。警察署長ファリードとアㇽンが通訳を介しながらも文化や言葉の壁を越え、協力関係を築いた頃、試練が訪れる。ファリードの部下が突然アㇽンに発砲し、通訳兵が殺されたのだ。負傷したアㇽンは帰国するが怪我が回復するとアフガニスタンに戻り、ファリードたちとの任務に復帰する。しかしアフガニスタン人への不信感は拭えず、警備巡回中に再び事件が起こる…。 『サンティアゴ巡礼』(2013/12:42/フランス語・日本語字幕/手書き+3DCGアニメーション) フランス・アヌシー国際アニメーション映画祭2014 / Jean-Luc Xiberras賞(初監督作品賞) / SACEM-フランス作家・作曲家・出版社協会(オリジナル音楽)賞 / ポーランド・ワルシャワ国際アニメーション映画祭2013 最優秀短編アニメーション賞受賞 他
フランス南西のツールーズからスペインのサンティアゴに向かう巡礼路を歩く青年マポが出会った人たちは皆、リュックサックだけでなく、何かを背負っていた…。 『触感のダンス』(2014/14:31/セリフなし/手書きアニメーション) 日本・文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門優秀賞 / ドイツ・シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭 国際コンペ部門グランプリ 他
聴覚障害者のクロエとルイは、密かに惹かれ合っている。ふたりは身振りで言葉を伝え、ダンスで気持ちを通じ合う。ルイがクロエを初めて夕食に誘った日、彼女は拾った子猫を連れてくる。猫アレルギーのルイは我慢しようとするが、陰の面が現れ、クロエの屈託のなさは彼の気持ちを逆なでする。ダンスが変調し、ルイの姿は一変。外へと押しやられたクロエは森に迷い込む…。 『ホワイトテープ』(2010/02:09/セリフなし/ダイレクトペインティング) ポルトガル・MONSTRAリスボン・アニメーション映画祭2011 / スペシャル・メンション 他、多くの映画祭で上映
足元に引かれる白い線、揺れ動く白い線。イスラエル兵が引く白い線に追い立てられるパレスチナの男たち。白い線は訴える、占領されているという現実を…。 『ブラックテープ』(2014/03:00/セリフなし/ダイレクトペインティング) 国際映画祭でノミネート、上映
銃を構えるイスラエル兵士と丸腰のパレスチナ活動家がタンゴを踊る。足元に絡まる黒いテープ。小気味よいタンゴと二人の足さばきとは裏腹に、明らかにされる暴力。次第に増える踊りの輪。3分に凝縮された、パレスチナ人とイスラエル人の間で続く不条理。
|
【後援】