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アゴスティ&カプッチョ特集

上映スケジュール

9 / 7(土)~ 9 / 20(金)

料金

一般:1,400円 / 学生:1,200円 / シアター会員:1,100円

シルヴァーノ・アゴスティ 『カーネーションの卵』/『ふたつめの影』/『快楽の園』/『天の高みへ』/『人間大砲』/『クワルティエーレ~愛の渦』 エウジェニオ・カプッチョ 『フィルムがない!』/『ふたつにひとつ』/『ただ彼女と眠りたかっただけなのに』 パオロ・ブルナット 『シルヴァーノ・アゴスティ 見えないものを見る人』

公式サイト:http://www.doughnutsclub.com/

イタリア文化紹介 京都ドーナッツクラブ事務所 立誠学区移転 記念


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DVDでは観られないイタリア映画
アゴスティ&カプッチョ特集

知られるざる現代イタリア映画の世界

イタリア映画界の異端児 シルヴァーノ・アゴスティ、4年ぶりの京都上映に加え、
映画バカ一代 エウジェニオ・カプッチョ の作品3本を本邦初公開。
コメディーからヒューマンドラマまで、知られざるイタリア映画を通して、
人間と社会の本質に迫る特集です。

 

【シルヴァーノ・アゴスティ】

1938年、北イタリアのブレーシャ生まれ。
1962年、ローマ国立映画学校を主席で卒業。
その後、ロシア留学を経て、本格的に映画制作に専念。
これまでに携わった映画の本数は劇映画・ドキュメンタリーなど、約50本。
1983年には、自らが経営する映画館アズッロ・シピオーネ(Azzurro Scipione)を
オープン。通常の映画監督は一線を画する活動を続けている。
彼が作品で扱うテーマは愛、労働、性、精神病、宗教、権力など。その幅の広さと
ラディカルな表現から、驚異のインディペンデント監督として各国の映画祭で
絶賛されており、イタリアはもちろん、アメリカやフランスでも再評価の機運が
高まっている。小説や詩の執筆にも精力的に取り組み、イタリア最高峰の文学賞である
ストレーガ賞ノミネート2作品をはじめとして、文学者としても大きな成果を残している。

 

【エウジェニオ・カプッチョ】

1961年、ローマの南東60キロの距離にあるラティーナに生まれる。
幼少の頃、フェデリコ・フェリーニの生まれ故郷リミニに家族で転居。
カプッチョの母がフェリーニの妹と親しかったため、彼もフェリーニ家に
頻繁に出入りするようになり、そこで監督フェリーニその人とも知り合う。
これがきっかけで、1983年『そして船は行く』(E la nave va)で撮影助手を務めた。
その後、ローマ国立映画学校の脚本コースを卒業。1985年の『ジンジャーとフレッド』
(Ginger e Fred)ではフェリーニの助監督を務める。
1990年、フェリーニの遺作『ボイス・オブ・ムーン』(La voce della luna)では、
その舞台裏を収めたドキュメンタリー映画を撮影。
カプッチョが回すカメラの間近で監督業に精を出すフェリーニからは、
巨匠がカプッチョをいかに信頼し、かわいがっていたかがうかがえる。
1996年、映画学校時代の友人マッシモ・ガウディオーゾ、ファビオ・ヌンツィアータと
共同監督・脚本・出演という形で『フィルムがない!』(Il caricatore)を製作。
長編映画監督としてデビューを果たす。

 

【上映作品】

カーネーションの卵 Uova di garofano   ■ Aプロ
CarnationNoTamago02
1991年/カラー/103分/イタリア
監督・脚本:シルヴァーノ・アゴスティ
音楽:ダニエーレ・ヤコノ
出演:フェデリーコ・ザノーラ、ルー・カステル、アラン・キュニー

第2次大戦の終わり、北イタリアは未曽有の混乱を迎えていた。
ローマから敗走しつつも未だ北部では勢力を保っていたドイツ軍とファシスト。
彼らに抵抗するパルチザン。シチリアから北上を続ける連合軍。幼少期に激動の
時代を体験したアゴスティの自伝的作品。
大人になった少年の長いフラッシュバックとして物語が展開する。

【上映日程】▶9/8(日)14:50~9/13(金)12:30~
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ふたつめの影 La seconda ombra   Bプロ
FutatsumeNoKaghe02
2000年/カラー/84分/イタリア
監督・原案・脚本・撮影・編集:シルヴァーノ・アゴスティ
音楽:ニコラ・ピオヴァーニ

精神医療の先進国イタリアの伝説的精神科医、フランコ・バザーリアを描いた作品。
彼が現場で感じた苦悩と喜び、その成果としての大いなる改革。患者たちと一緒に
挑んだ精神病院の解体。この分野では後進国と言われる日本での上映が大きな意義を
持つことは間違いない。さまざまなエピソードに心を揺さぶられ、鑑賞後のカタルシスに
酔いしれながら気づくのは、難しいのは新しい発想を持つことではなく、古い観念を
乗り越えること。
この作品は、私たちに「乗り越える」勇気と強さを与えてくれる。

【上映日程】9/12(木)14:50~ ▶9/15(日)19:00~
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快楽の園 Il giardino delle delizie   Cプロ
KairakuNoSono02
1967年/モノクロ/74分/イタリア
監督・脚本:シルヴァーノ・アゴスティ
撮影:アルド・スカヴァルダ、ヴィットーリオ・ストラーロ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:モーリス・ロネ、イヴリン・スチュワート(イダ・ガッリ)、レア・マッサリ

公開当時、法的に離婚が認められていなかったイタリア。本作はカトリック色の
濃厚な公権力から検閲され、20分程度カットされ、R18指定となった。
個人の自由と権力の椛との関係を一貫して追求するアゴスィが結婚という制度を
テーマに据えたデビュー作。官の絵画はヒエロニムス・ボス『快楽の園』。

【上映日程】▶9/11(水12:30~
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人間大砲 L’uomo proiettile   Dプロ
NinghenTaihou02
1995年/カラー/86分/イタリア
監督・脚本・撮影・編集:シルヴァーノ・アゴスティ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:ブルーノ・ウォルコヴィッチ、パオラ・アゴスティ、ジュリア・ボスキ

文明観、愛と嫉妬、映画へのオマージュがぎゅっと詰まった作品。
「芸術としての映画」を発明したとされるジョルジュ・メリエス(1861-1938)に
捧げられている。引用されている映画作品は以下の通り。タルコフスキー『鏡』、
エイゼンシュテイン『イワン雷 帝』『アレクサンドル・ネフスキー』『ストライキ』、
ウエルズ『審判』、ポンテコルヴォ『アルジェの戦い』、レッジョ『コヤニスカッツィ/
平衡を失った世界』、メリエス『トルコの死刑執行人』『マジック・ランタン』、
ラング『メトロポリス』。

【上映日程】▶9/9(月)12:30~

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天の高みへ Nel più alto dei cieli   Eプロ
TenNoTakamiHe03
1976年/カラー/83分/イタリア
監督・脚本:シルヴァーノ・アゴスティ
音楽:ニコラ・ピオヴァーニ
出演:リヴィオ・バルボ、エディー・ビアジェッティ、ジョルジョ・ボノーラ
北イタリアの田舎町にある病院の関係者たちがヴァチカンへ赴き、法王に謁見する。
メンバーは、当時多くいたマルクシズムに傾倒するイエズス会神父、世渡り上手の町の
名士、地位に固執する地元在家カトリック組織の代表、医師、看護師、ろうあ者など
14人。ヴァチカンで乗り込んだエレベーターの中で、事態は思わぬ展開を迎え、
悲劇が幕を開ける。「エンディングを観なければ、この映画は理解できない」とは
監督の言葉。人間の「仮面」を意識させる怪作。

【上映日程】▶9/19(木)19:00~
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クワルティエーレ~愛の渦  Quartiere   Fプロ
QuartiereAiNoUzu01
1987年/カラー/81分/イタリア
監督・脚本:シルヴァーノ・アゴスティ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:パオラ・アゴスティ、ロレンツォ・ネグリ、ニーノ・マンゾーネ

ローマ市内、実際に監督の住む界隈で展開する4つの物語。
人生の4つのステージである若年期、青年期、壮年期、老年期の物語が、
それぞれ冬・秋・夏・春に対応する。どれにも共通するのは、孤独であり、
誰かしら、あるいは何かしらの不在だ。ドキュメンタリー作家でもあるアゴスティが、
クロースアップを多用した独特の映像美と想像力を駆使して、はみ出し者たちが生きた
愛の現実を情感たっぷりに描く。「人間らしく生きていない」ことを自覚していない
人たちに捧げられている。

【上映日程】▶9/10(火)14:50~
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フィルムがない! Il caricatore   ①プロ
FilmGaNai02
1996年/モノクロ/95分/イタリア
監督・脚本・出演:エウジェニオ・カプッチョ、マッシモ・ガウディオーゾ、ファビオ、ヌンツィアータ
音楽:ダニエーレ・セーペ

零細映画製作プロダクション「ボッチャ・フィルム」。
ここは今、深刻な危機に陥っていた。たった一缶のフィルムしか手元になく、
金策の当ても全くないのだ。責任者であるファビオは、今ここの状況を打開する
傑作短編映画を撮るために、すべてを犠牲にする覚悟で立ち上がった。
リアリズムの傾倒者マッシモ、アメリカ映画にご執心のエウジェニオを
はじめとするファビオの仲間たちも巻き込んで、彼らはついに映画作りに
取りかかるが、まず脚本作りからして難航し… 資金難、方向性の違い、
生活に追われるメンバー。
「ボッチャ・フィルム」は荒れ狂う創作の海へ泥舟で漕ぎ出してゆく。

【上映日程】▶9/8(日)12:30~9/11(水)14:50~ 9/17(火)19:00~
9/20(金)19:00~

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ふたつにひとつ Uno su due   ②プロ
FutatsuniHitostu02
2006年/カラー/100分/イタリア
監督:エウジェニオ・カプッチョ
脚本:エウジェニオ・カプッチョ、ファビオ・ヴォーロ、
ミケーレ・ペッレグリーニ
音楽:フランチェスコ・チェラーズィ
出演:ファビオ・ヴォーロ、ニネット・ダヴォリ、ジュゼッペ・バッティストン

30歳のロレンツォは、友人パオロと弁護士事務所を経営しながら新規事業も
手がけている。恋人シルヴィアとの関係も良好で、順調な人生を送っていた。
ある日、ロレンツォは意識を失って病院に運ばれ、急遽、脳神経外科に
検査入院することになる。それは晴天の霹靂だった。
脳腫瘍の可能性に苛まれながらの入院生活の中、ロレンツォは同じ病室の
孤独な老人・ジョヴァンニと親交を深めてゆく。検査結果も出ないまま
一旦退院したロレンツォだったが、ハンディキャップを背負った彼を
取り巻く状況は劇的に変化していくのだった。

【上映日程】9/7(土)12:30~9/10(火)12:30~9/13(金)14:50~  ○○○ ○○○○○9/16(月)19:00~
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ただ彼女と眠りたかっただけなのに Volevo solo dormirle addosso   ③プロ
TadaKanojyoto03
2004年/カラー/96分/イタリア
監督:エウジェニオ・カップッチョ
脚本:マッシモ・ロッリ、アレッサンドロ・スピナーチ
音楽:フランチェスコ・チェラーズィ
出演:ジョルジョ・パソッティ、市川純

マルコ・プレッシは、ある多国籍企業の若きエリート社員。
有能で同僚からの人望も篤い彼は、ある日フランス人上司
ジャン=クロードに重要な任務を言い渡される。それは年末までの
3ヶ月で従業員25人のリストラを断行することだった。目標を達成した
暁には、十分な報酬と出世を約束するというのだが……。
家族も恋人も職場での人間関係も省みず任務を断行するマルコは
「首切り」の異名を頂戴し、ついに仲間達一人一人と「面談」を始める。
そんな彼の前にカメルーン人の女が現れて……。

【上映日程】▶9/9(月)14:50~9/12(木)12:30~9/14(土)19:00~      ○○○ ○○○○○○○○○○9/18(水)19:00~

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☆上映関連イベントのお知らせ

「ドーナッツクラブのイタリア映画配給体験談」&『見えないものを見る人 シルヴァーノ・アゴスティ』上映   ★1 

▶ 9/7(土)14:20 ~15:50 (入場無料)

私たちドーナッツクラブが映画配給に携わるきっかけとなったのは、
2006年、イタリア滞在中だった代表の野村雅夫が、一人の映画監督と
出会ったことから始まります。それがシルヴァーノ・アゴスティでした。
彼は自分で映画館を運営する異色の映画監督。その映画館で上映されて
いたのがエウジェニオ・カプッチョの『ふたつにひとつ』。上映に
合わせてゲストで来ていたのが主演のファビオ・ヴォーロ……。
ひとつの出会いが、また新しい出会いを生んでいきました。
今回は、私たちが出会ったイタリアの映画人たちのエピソードを交えつつ、
当クラブ独自の映画配給について、余すことなくお話します。
トークショー中に、アゴスティ監督の映画制作を追った短編ドキュメンタリー
シルヴァーノ・アゴスティ 見えないものを見る人』も上映。

シルヴァーノ・アゴスティ 見えないものを見る人 Il senso del mistero
MienaimonoWoMiruHito01
2003年/イタリア/カラー・30分
監督:パオロ・ブルナット
出演:シルヴァーノ・アゴスティ/ファビオ・ヴォーロ

ヴェネツィア映画祭ニュー・テリトリー部門正式出品
みずみずしい映像と小気味よい編集センスで今作を監督したブルナットは、
イタリアの映画業界ではよく知られた人物で、1935年生まれの75歳。
ドキュメ ンタリー、ルポルタージュ、実験映画など、これまでに
長短含めて600本以上の作品を制作し、それらは27カ国で公開されている。
1987年には坂本龍一を被写体にした作品を撮るなど、日本への興味も持ち合わせている。
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陽気なイタリア社会の困難な現状   ★2

▶ 9/14(土)21:00 ~ 22:00 @チルコロ京都
(トークのみの参加OK、入場無料、ワンドリンク500円or半券)

2013年6月、イタリアの失業率は12%に達しました。政権が変わり、
さまざまな政策を打ち出していますが、経済状態は不安定になるばかり。
『ただ彼女と眠りたかっただけなのに』でも、社内人事を任され徐々に
摩り減っていく青年の姿がが描かれています。陽気なイメージだけでは
語りきれないイタリア社会の実情と問題を、関西非正規等労働組合
「ユニオンぼちぼち」の執行委員でもある、社会学者の伊田広行さんを
トークゲストに迎え考えてみたいと思います。独自の視点で日本社会を
見据える伊田さんとのトークショーは、元・立誠小学校から徒歩3分の
距離にある多目的スペース・チルコロ京都にて開催。私たちドーナッツクラブが
今年の8月にオープンさせたばかりの新しい文化発信基地で何が起こるか。

☆この特集上映の鑑賞券の半券をお持ちの方は、1ドリンクサービス。
半券をお持ちでない場合は、ドリンク代500円が必要です。

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アゴスティ&カプッチョ特集上映 終了 懇親会   ★3

▶ 9/20(金)21:00 ~ @チルコロ京都
(入場無料、ワンドリンク500円)

ドーナッツクラブ事務所移転記念を銘打った今回のイベントの〆となる
懇親会を、事務所でもあるチルコロ京都で行います。
お酒を酌み交わしながら映画トークに花を咲かせましょう。
おつまみ等をご用意して、お待ちしております。ワンドリンクご注文で
どなたでもご参加いただけます。
ドリンク代はキャッシュオンでお支払いください。
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