放浪の画家 ピロスマニ
上映スケジュール |
2016年8月6日(土)〜9月2日(金)
8/6(土)〜8/12(金)13:10〜
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料金 |
一般:1500円/学生・シニア:1300円/立誠シネマ会員:1000円 |
1969年/ソ連/カラー/87分
監督:ゲオルギー・シェンゲラーヤ / 製作:スサナ・クバラツヘリア
脚本:エルロム・アフブレジアニ、ゲオルギー・シェンゲラーヤ
配給:パイオニア映画シネマデスク
出演:アフタンジル・ワラジ、アッラ・ミンチン、ニーノ・セトゥリーゼほか
「私の絵はグルジアには必要ない。なぜならピロスマニがいるからだ」パブロ・ピカソ
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一杯の葡萄酒と乾し草のベッド グルジアは私のキャンバス
古い歴史、豊かな山河――美しい映像で語る 孤高の画家への追憶
映画『放浪の画家ピロスマニ』は、グルジア(ジョージア)の独学の天才画家ニコ・ピロスマニ(1862-1918)の半生を描いた作品である。近年、ピロスマニは貧しい絵描きと女優の哀しい恋を歌った「百万本のバラ」のモデルとしても知られている。名匠ギオルギ・シェンゲラヤ監督は、名も知れず清冽に生きたピロスマニの魂を、憧れにも似た情熱で描くとともに、グルジアの風土や民族の心を見事に映像化した。
1969年に製作された本作は、ピロスマニの絵に似て静謐で美しく、国際的にも高い評価を受けた。1978年の日本初公開時にも多くの観客を魅了し、その感動は今でも語られることが多い。その当時はロシア語吹き替え版のプリント上映だったが、この度はグルジア語のオリジナル版による待望の再上映となる。
ピロスマニの本名はニコロズ・ピロスマナシュヴィリ。19世紀末から20世紀初頭にかけて、カフカス(コーカサス)山脈の南にある国グルジアで、パンや酒とひきかえに店に飾る絵や看板を描き続け、貧しく孤独のうちに亡くなった。放浪の画家、孤高の画家と呼ばれ、絵は人物、動物、暮らし、風景などをテーマに、グルジアの風土に育まれた世界を素朴な筆致で描いたもので、その数は1000点から2000点といわれている。
死後に高く評価され、現在はグルジア人の魂を象徴する存在として人々に愛され、収集された200点余りが国立美術館等で大切に保存、展示されている。世界中で展覧会が開かれているが、日本でも1986年に大々的な展覧会が催され、2008年の「青春のロシア・アヴァンギャルド展でも展示されて話題になった。