花火思想
上映スケジュール |
5月10日(土)〜5月23日(金) 5/10(土)~5/16(金)17:00~
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料金 |
当日一般:1500円/学生・シニア:1300円/会員:1000円 |
2013年 / 日本 / カラー / 93分
監督・プロデューサー:大木 萠 / 脚本・撮影:阿佐谷隆輔
照明:草彅秀興 / 助監督・照明助手:南馬越耕太郎
録音・整音:野崎芳史 / 録音協力:渡邊真司 今井真
美術・メイク:大沼史歩 / 楽曲提供:髭SOUL 黒木明佳
出演:櫻井拓也 久保健司 モロ師岡 芹澤興人 富岡英里子 勇 人 四宮勘一 瀧口修平 渡辺美穂子 金村英明
クズにもなれない馬鹿野郎。
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これが新世代の映画一揆だ!
誰でも一度は夢見がちな、バンド結成や小説家デビュー。
「才能」という言葉への疑問と憤り、いまも繰り返す「挫折」。
この恥ずかしさと現実に、どこまで耐えられるか?
女性監督が、「クズにもなれない馬鹿野郎」たちにおくる
出口なき思想が爆発する、羞恥心と希望のロードムービー!
【『花火思想』立誠シネマプロジェクト イベント決定!】 ■5月10日(土)舞台挨拶 大木萠監督、櫻井拓也さん(主演)、瀧口修平さん(出演) ■5月12日(月)トーク 寺岡裕治さん(文筆家『映画はどこにある-インディペンデント映画の新しい波-』編者)× 大木監督 ■5月13日(火)ミニライブ 奥村兄弟 http://s.ameblo.jp/okumura-brothers/ ■5月14日(水)トーク 高橋裕之さん(シネマコミュニケーター)× 大木監督 ■5月15日(木)トーク 森下くるみさん(文筆家『すべては「裸になる」から始まって』)× 大木監督 http://blog.livedoor.jp/morisitakurumi/ ■5月20日(火)ミニライブ 西田~カリスマ一人っ子~ http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=nishida_velvet ■5月21日(水)ミニライブ 田中雅紀 http://blog.goo.ne.jp/pengin_13 ■5月23日(金)舞台挨拶 大木監督、他未定
★すべての回に大木萠監督来場、トーク参加。
★トーク、ミニライブはすべて上映終了後に行います。
■音のない音楽が聴こえる
振り払えない過去を背負った元バンドマンの主人公が、あるホームレスと出会うことで自分自身を見つめ直し「ロックする」という本当の意味を、観る者に強烈に訴えかけるロードムービー。音楽に留まらず、「表現する」という行動に獲り憑かれた人間の矛盾と狂気が、あらゆる表現者たちと同化する。
■主人公を見守るかつて「才能」にぶち当たった男の影
北野武監督作品『キッズ・リターン』において圧倒的な存在感を放ち今なお精力的に活動を続けるモロ師岡が、今作では主人公を遠目に見守る男として登場する。かつて彼が『キッズ・リターン』で演じたのは才能にぶち当たり、それでも才能にすがりつく一人の男だった。「才能」という言葉に疑問を抱き、それでもなお表現をしようとする主人公をどのような気持ちで見つめているのか。

主人公の優介を演じるのは『犀の角』(井土紀州監督)『青二才』(サトウトシキ監督)など、多数の自主映画に出演している櫻井拓也。本作では「表情で語る芝居」が印象的であり、今後の活躍が期待される役者である。主人公と交流する自由気ままなホームレスの船田を演じるのは、本作が映画初出演となる久保健司。
また『生きてるものはいないのか』(石井岳龍監督)、『舟を編む』(石井裕也監督)で独特の存在感が注目される芹澤興人、『犀の角』(井土紀州監督)の富岡英里子など実力派の役者が脇を固める一方、主人公・優介と全く異なる価値観を持つ表現者として登場する小説家の松波を、『絵のない夢』(長谷部大輔監督)などで知られる脚本家の金村英明が演じる。監督は日本ジャーナリスト専門学校卒業後、本作が長編デビュー作となる大木萠。脚本の理解者だけを募り、プロ・アマ問わずスタッフをかき集めた。監督が「低予算だからこそできることがある、無知だからこそ生まれた奇跡がある」と語る様に、ゼロから集まった人間が持つ底力が集結し、この瞬間にしかできない作品が完成した。
各氏コメント▶︎▶︎▶︎http://hanabishiso.jimdo.com/comments/
【STORY】
コンビニのアルバイトをしながらうだつの上がらない毎日を過ごしていた優介は、夢に出てきた男のことが頭から離れずにいた。ある日、昔組んでいたバンドのベーシストであった幸雄が優介の前に現れる。その再会は、忘れようとしていたこととの再会でもあった。恋人が拾ってきた不気味な人形の存在、ホームレスの船田、馬の面。次第に夢の世界と現実世界の境界線が不明確なものになっていく。そして優介は夢に出てきた男に導かれるように、此処ではない何処かへ旅立つのだったが……。