さまよう小指
上映スケジュール |
10月25日(土)〜10月31日(金)
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料金 |
当日一般:1,500円/学生・シニア:1,200円/会員:1,000円 ★前売券なし |
2014年 / 日本 / カラー / 63分
監督:竹葉リサ / 編集:蔭山周 / 美術:片桐真理子
撮影:釘宮慎治 / 整音:平間文人 / 音楽:藤永憲太郎
配給:スターダストピクチャーズ
出演:小澤亮太、我妻三輪子、末永遥、かでなれおん
仁科貴、山岸門人、津田寛治
公式サイト:http://koyubi-movie.com
今日、愛しの「小指」と同棲はじめました。
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ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014オフシアターコンペティション部門
ロッテルダム国際映画祭
5歳で出会った初恋の人・涼介(小澤亮太)に振られ続けてもサイボーグみたいにヘコたれない、ブスで超恋愛至上主義の桃子(我妻三輪子)。想いと勢い余って涼介の実家を全焼させてしまい絶縁されていたが、月日が経ったある日、涼介がヤクザの笹神(津田寛治)に切られた小指を偶然拾うと、本人に黙ってクローンを作ってしまう。生まれてきたクローンを「小指」と命名し、穏やかに愛を育んでいくが…
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2014」2冠受賞 注目の新星・竹葉リサ監督長編デビュー作
今日、愛しの「小指」と同棲はじめました。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2014で最高賞を受賞、ロッテルダム国際映画祭に出品を果たした新星・竹葉リサ監督初の長編作品が遂に劇場公開!
小指からクローンを作るという竹葉監督の思い付きは、愛情をこじらせた登場人物たちの純情、バイオレンス・アクションを包含して、キッチュでポップでちょっとカルトなB級快作を生み出した。練られた物語に乗る、湿っぽくないカラッとしたシュールな笑いや毒づいた表現、原宿的なカワイイ・チープな要素とアイテムの取り入れた美術を含めた映像のポップさは、これまでの日本映画にありそうでなかった新世代感覚。勢い溢れる注目の新人監督が放つ、荒唐無稽なエンタテインメント作が幕を開ける!
【各界の著名人から応援コメント!】
■斎藤工(俳優)
まるで名人落語を聴いているかの如く 唯一無二の竹葉ワールドに心酔させられる 見終わった後の喪失感と爽快感が心地よい
この監督…天才かも
■鈴村たけし(映画評論家)
映画ファンの度肝を抜き、心臓を鷲掴みにする、恐るべき新人監督の登場だ。 これまで短編で独自の世界を展開してきた竹葉リサ監督の長編処女作は、小指からクローン人間を作るというSF的発想からスタートし、悲痛な恋の物語や、エグいバイオレンス・アクションへと自在に転換し、すれっからしの映画観客をも翻弄する。
疾風怒涛の展開、見たこともないド迫力のアクションや映像にめまいを起こしそうになる。そしてその劇薬性は取り扱い要注意だ。
絶望的な愛の痛みに身悶えながら、なお愛を希求してやまぬ男と女の物語。
血まみれの暴力描写もたじろがず、一歩もひかぬ姿勢で表現しているが、その映像は独自の感覚を持つ竹葉美学に彩られ、端正で限りなく美しい。
正に、エンターティメントの極致をいく快作の誕生だ。
ヤワな映画の食傷気味の映画ファン必見の、下手な触りかたをすれば火傷しそうな熱さを体験出来る快作。
竹葉リサとは“美しき悪魔”なのだろうか。
まことにきれいな薔薇にはトゲがあるんだなとしみじみ実感する、練りに練った、凝りに凝った物語展開だが、その底に映画愛をたっぷり滲ませてもいる。
多少の瑕瑾もないではない。だがそれも若さの勢いで吹っ飛ばす、ある種の爽快さあふれる演出力は豪腕そのもの。
映画の魅力を骨の髄まで味あわせてくれるこの映画を見ずして、今の日本映画を語って欲しくないとさえ思う。
また新しい希望の星が登場したことを寿ぎたい。この監督はきっと日本映画を代表する監督になる。さあ、ツバをつけるなら今のうち、早い者勝ちだよ!