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シュトルム・ウント・ドランクッ

上映スケジュール

10月11日(土)~10月24日(金)

10月11日(土)~10月17日(金)▶16:00〜
10月18日(土)~10月24日(金)▶18:30〜

料金

【当日】一般:1700円 / 学生・シニア:1300円 / 会員:1000円
【前売】1200円
★特典:宇野亞喜良イラストオリジナルポスター

2013年/138分/カラー/16:9/HD

監督:山田勇男
美術:水谷雄司
撮影・照明:四宮秀俊
録音・音響・足音:藤口諒太  音楽:珠水
衣裳:雪港  衣裳(和装):高橋真哉子
宣伝美術:山下リサ
企画・脚本 : 高野慎三
プロデューサー・制作 : 古屋淳二

出演:中村榮美子 / 寺十吾 / 廣川毅 / 吉岡睦雄 / 銀座吟八 / 小林夢二 / 上原剛史 / 海上学彦 / 礒部泰宏 / 松浦祐也 / 川瀬陽太 / 天野天街 / 流山児祥 / 佐野史郎 / あがた森魚 / 井村昂 / 山本 浩司 / 宍戸幸司 / 白崎映美 / つげ忠男 / 原マスミ / 知久寿焼

公式サイト:http://sturm-und-drang13.net

嗚呼、理想よ。幻想よ。極彩色の「ギロチン社」が、いま甦る。


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★10/13(月・祝)山田勇男監督来場決定!
★山田勇男監督特集、開催予定!
*詳細は公式サイトにてご確認ください。

 
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正11年、冬。放浪の旅を終えた中浜哲(寺十吾)は、旧友、古田大次郎(廣川穀)と「ギロチン社」を結成。大企業への恐喝で資金を得ながらテロルを企てていた。しかし、酒と色に溺れながら革命を目指す彼らを関東大震災が襲い、さらに大杉栄(川瀬陽太)が、戒厳令に乗じて虐殺される。復讐を誓う「ギロチン社」だが……最後に嗤うのはピストルと爆弾か、それとも国家か。そしてすべてを見はるかす謎の女性・松浦エミル(中村榮美子)は何を想って涙するのか。時を越え、カフェー南天堂では盛大に音楽が鳴り響く— — !主演は、劇団「少年王者舘」を中心に活動する中村榮美子、劇団「tsum azuki no ishi」を主宰する寺十吾の演技派。ギロチン社メンバーに廣川毅(新人)、吉岡睦雄ら若手を配し、佐野史郎、流山児祥、あがた森魚らベテランと、個性的 な演技で注目される川瀬陽太が脇を固めた。また、天野天街(少年王者舘主宰)、つげ忠男、うらたじゅん、ジンタらムータw ith 黒色すみれ、白崎映美、原マスミ、シバ、宍戸幸司、知久寿焼、坂本弘道、伝説のパフォーマー・黒田オサムら、演劇、漫画、音楽界からのゲストも異彩を放つ。

 
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<シュトルム・ウント・ドランクッ>とは……
「疾風怒濤と訳す。18世紀後半、ドイツに起こった若いゲーテを中心とする革新的文学運動。理性中心の啓蒙主義に反対し、自然・感情・天才を重んじた。クリンガーの劇の題名に由来する」(広辞苑より)

 

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関東大震災の前年、貧しく哀しいアナキストが人知れず集結した。「所詮、この世を馘になった身」とうそぶく男たち。彼らこそ、大正の日本を震撼させるべく立ち上がった無政府主義結社「ギロチン社」である。 「ギロチン社」は、この世を全否定しつくす修羅の道を行く。破壊された大地でしか頭をもたげぬ、創造の芽のため。理想に生き、理想に死ぬため……。
 
金と酒、そして白粉の匂いに溺れた「ギロチン社」の理想と幻想が、今、大正の空気もそのままにスクリーンに立ち上る。身を切る叫びに包まれた青春活劇をとくとご覧あれ!杯を空けろ、最期の一杯だ!この身の恥辱を拭い、朝まで叫び踊れ!シュトルム・ウント・ドランクッ!

 
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海外での評価も高い、センチメントを切り取る映像詩人・山田勇男が、若き大正無政府主義者たちのエピソードを本歌取りし、独自の世界を表現。死を呑み下した男女の「たまさかの美」を、匂い立つ映像美で物語る。

 

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監督:山田勇男(Yamada Isao)
 
1952年、北海道生まれ。74年、演劇実験室「天井桟敷」に入団。寺山修司監督映画の美術・衣装デザインを担当。77年、札幌にて漫画家、故・湊谷夢吉らと「銀河画報社映画倶楽部」を結成。稲垣足穂の「一千一夜物語」をモチーフとした処女作『スバルの夜』が、オフシアター・フィルムフェスティバル(後のぴあフィルムフェスティバル)に入選。
 
後、現在まで8mmフィルム作品を中心に100本を越える作品を制作。気配・影などの “ゆらぎ”、そして夢と現実の“はざま”を写し取る、詩的な映像世界を紡いでいる。独自の世界観を持った映像は国内外で評価が高く、作品は海外の美術館や大学にも収蔵されている。
 
方、漫画家、装丁家としての顔も持ち、自身の漫画集『戯れ』、細密ペン画集『人魚』(共に北冬書房)のほか、安部慎一『美代子阿佐ヶ谷気分』(ワイズ出版)など装丁作品は多数。また雑誌『映画秘宝』のタイトルなどにも使用された独特の手書き書体は「山田文字」と呼ばれ、今作のタイトル文字にも使用されている。
 
92年『アンモナイトのささやきを聞いた』がカンヌ国際映画祭招待。2003年、つげ義春原作『蒸発旅日記』公開。2013年、10年ぶりの長編映画『シュトルム・ウント・ドランクッ』完成。

 
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すごい力作を感じました。特に美術が。よくここまでがんばった。
小道具からセットからロケーションの場所まで。
金井勝(映画監督)

 

寺山修司よりも洗練されてモダニズムの世界があふれてた。
最初は2時間20分長そうだと思ったのに、あっという間にみれました。
今時、珍しい手作り感のある映画で、ほんと、楽しめました。
北川れい子(映画評論家)

 

一心不乱に生きることは至上であり美しい。
そして、美しい物語は恒久に生きつづける。
三角みづ紀(詩人)

 

これは90年前のお話ではないぞ!
今の俺たちの物語であり、唄であり、ダンスだ!
フィルムからデジタルへと、武器をかえてもヤマヴィカワールドは健在でした。
スゲー!
村上賢司(映画監督/テレビディレクター)

 

梨の皮を号泣しながら分厚く剥くエミルは、
良いお母さんの様にも見える。
ギロチン社の面々は、なかなか要人を暗殺出来ないのだ。
なのに何故か呑気なのだ。
テロリストだけど呑気。
彼らは事あるごとに集まってメシを食う。
蕎麦をすすり肉鍋を囲むのだ。まるで家族の様に。
日本では革命が起きた事がないのだ。
甘粕大尉を演じているあがた森魚さんが特に素晴らしいです。
井口奈巳(映画監督)

 
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