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複製された男

上映スケジュール

1月10日(土)〜1月16日(金)

14:00〜

料金

一般:1500円/学生・シニア:1200円/立誠シネマ会員:1000円

★リピーター割引(2回目以降1000円!)

2013年/カナダ・スペイン合作/カラー/90分/配給:クロックワークス、アルバトロス・フィルム

監督:ドゥニ・ヴィルヌーブ(『灼熱の魂』『プリズナーズ』)/出演:ジェイク・ギレンホール(『ゾディアック』『ミッション: 8ミニッツ』『プリズナーズ』)、メラニー・ロラン(『イングロリアス・バスターズ』)、サラ・ガドン(『危険なメソッド』)、イザベラ・ロッセリーニ(『ブルーベルベット』)

公式サイト:http://fukusei-movie.com/

“ 脳力 ” が試される、究極の心理ミステリー
あなたは、一度で見抜けるか────


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人間の潜在的な不安や欲望を衝撃的にえぐり出す
世界最高峰のミステリー文学、ついに映画化実現!

この世には理屈では説明できない摩訶不思議な出来事がある。ごく平凡な歴史教師アダムにとって、それはまさに人生が一変するほどショッキングな瞬間だった。ふとDVDで鑑賞した映画の中に、自分そっくりの風貌をした男の姿がはっきりと映っていたのだ。猛烈な不安に襲われ、何かに取り憑かれたようにアンソニーという売れない俳優の身辺を探り始めたアダムは、彼へのアプローチを試みる。職業や服装の趣味は違えども、あらゆる外見的特徴も声質も酷似しているふたりの男。やがてホテルの一室で対面を果たし、後戻りできない極限状況に陥った彼らは、それぞれの恋人と妻を巻き込みながら、想像を絶する運命をたどっていくのだった……。
ポルトガルのノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの同名小説を映画化した『複製された男』は、数多くの映画や小説で扱われてきた“もうひとりの自分”というモチーフを、かつてない独創性と寓意をこめて探求した衝撃的なミステリーである。何もかもが自分と瓜ふたつの人物の存在を知ってしまった男の日常が悪夢に変わり、その影響を受けたもうひとりの男もアイデンティティー喪失の危機に見舞われていく。観る者はそんなカフカ的な不条理が濃密に渦巻くストーリー展開に翻弄されながらも引きずり込まれ、連鎖的にわき起こってくる謎の答えを探さずにいられない。ふたりの主人公、アダムとアンソニーのどちらがオリジナルで、どちらがダブル(複製)なのか。いつから、誰のせいで、何のために、こんな異常な事態が発生したのか?
登場人物の内なる不安や欲望をじわじわとあぶり出すこのスリリングな問題作は、観る者の好奇心を刺激し、潜在的な意識を激しくかき乱していく。暗示的な セリフやキーアイテムをちりばめた緻密な映像世界の果てに、驚愕のクライマックス、前代未聞のラスト・シーンを目撃したあなたは、いかなる想像力を膨らませてミステリーの真相を導き出すのか。ただし解答はひとつとは限らない。この映画のただならぬ魔力に魅入られた者は、例外なく身近な誰かと議論を交わし合い、もう一度スクリーンと向き合いたい衝動を抑えられなくなるだろう。

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今最も注目すべき気鋭監督と実力派俳優が放つ
生々しくリアルで、不条理なまでに謎めいた映像世界

鋭い文明批評と人間観察眼に根ざしたサラマーゴの傑作小説の映画化を実現させたのは、今最も注目すべき気鋭監督ドゥニ・ヴィルヌーヴである。日本を含む世界各国で大反響を呼び起こした『灼熱の魂』でアカデミー賞®外国語映画賞にノミネートされ、ヒュー・ジャックマンを主演に迎えた『プリズナーズ』でハリウッドに進出。ジェームズ・キャメロン、デヴィッド・クローネンバーグ、アトム・エゴヤンといった革新的な才能を輩出してきたカナダ出身のフィルムメーカーが、リアリスティックな肌触りとシュールな非日常性が入り混じる斬新な世界観を創出した。とりわけ高層マンションが建ち並ぶカナダ・トロントとその近郊の都市風景をアーティスティックなカメラアングルで捉え、原作小説にはない“蜘蛛”のイメージを挿入したヴィジュアル感覚は、全編絶え間なく驚きと深読みを誘ってやまない。
主人公のアダムとアンソニーをひとり二役で演じきったのは、『ゾディアック』『ブロークバック・マウンテン』のジェイク・ギレンホール。『プリズナーズ』でもコンビを組んだヴィルヌーヴ監督との親密なコラボレーションのもと、ふたつのキャラクターの孤独、混乱、狂気をこのうえなく繊細に表現し、傑出した演技派ぶりを改めて証明した。そしてアダムのセクシーな恋人メアリー役と、アンソニーの身重の妻ヘレン役の魅惑的なキャスティングも見逃せない。『イングロリアス・バスターズ』『グランド・イリュージョン』のフランス人女優メラニー・ロラン、『危険なメソッド』『コズモポリス』のカナダ人女優サラ・ガドンが、眩い美貌、肢体を惜しみなく披露し、女性の官能と聖性を鮮烈に体現している。
決して共存することのできない“瓜ふたつの男たち”の葛藤と対決を描くこの奥深いミステリーは、不確かな現代社会を生きる観客のアイデンティティーを揺 さぶる危うい映画でもある。「あなたの“複製”は、絶対にいないと言い切れますか?」。そんな挑発的な問いかけの答えは、私たち自身に委ねられている。

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綾辻行人、冲方丁、有栖川有栖、我孫子武丸、貴志祐介、辻村深月、中山七里、貫井徳郎、朱川湊人、井上夢人、法月綸太郎(敬称略・順不同)…日本の人気作家の先生方も『複製された男』に絶賛の嵐!
そして全国のミステリー研究会、推理作家研究会の学生さんからも続々コメント到着!

気になる各氏のコメントは▶▶▶こちら!

「伏線を拾っていけば、一度観ただけでミステリーファンなら何とか解けるでしょう。半分ぐらいは」 有栖川有栖
という有栖川先生のお言葉に倣い2度見する方続出を想定し、リピーター割引(2回目から1000円)実施します!
この謎に挑戦せずにはいられない!そんな貴方のご来場、お待ちしております!

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★このタイトルにピンときた貴方は観るっきゃない!
『アイズ・ワイド・シャット』(1999年/スタンリー・キューブリック監督、出演:ニコール・キッドマン、トム・クルーズ)
『ファイトクラブ』(1999年/デヴィッド・フィンチャー監督、出演:ブラッド・ピット)
『ドッペルゲンガー』(2003年/黒沢清監督、出演:役所広司)
『嗤う分身』(2013年/出演:ジェシー・アイゼンバーグ、ミア・ワシコウスカ)★12/6(土)より京都シネマにて公開!