物語る私たち
上映スケジュール |
2月14日(土)〜2月20日(金) 連日17:10〜 |
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料金 |
一般:1500円 |
2012年 / カナダ / 108分
監督・脚本:サラ・ポーリー
プロデューサー:アニタ・リー / エグゼクティブ・プロデューサー:シルヴァ・バスマジン
編集:マイケル・マン / 撮影監督:イリス・ン
編曲:ジョナサン・ゴールドスミス
ナレーション:マイケル・ポーリー
提供:日本スカイウェイ、アダンソニア
配給:ユーロスペース / 宣伝:東風
秘密には、打ち明けたくなる魔力がある。
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女優として活躍するとともに映画監督としても高い評価をうけているサラ・ポーリー(『死ぬまでにしたい10のこと』(出演)、『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』(監督)他)が、自身の母親の生き方と自らの出自の真実を探った映画『物語る私たち』
1970年代のダイアン・ポーリーは太陽みたいに明るくて、無邪気だった。誰もが彼女に夢中になった。たまにトラブルもおこしたけど、女優の仕事をしながらも、良き母でありつづけた。そんなダイアンが愛する夫と5人の子どもたちを残し、若くして亡くなったとき、末っ子のサラはまだ11歳。兄姉たちは言った。「サラだけがパパに似てない」。それは、ポーリー家のおきまりのジョーク。でもサラは、ほんの少し不安になる。
本当のパパはパパじゃないのかもしれない。いつしかサラは、ママの人生を探りだす。自分が生まれる前のママ。家族と離れ、1人モントリオールで舞台に立ったママ。そして、知らない男と恋をしていたママ―。
やがてママを愛したみんなの口からは、それぞれが知るダイアンの物語があふれだす―。
『物語る私たち』は女優サラ・ポーリー、彼女自身の物語。アトム・エゴヤン監督の秘蔵っ子として知られ、数々の秀作で演技派女優としての地位を確立。初長編監督作『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』はアカデミー賞ノミネーションと、ほとばしる才気をみせ続けるサラ・ポーリー。彼女は本作で、監督・女優であるばかりでなく、誰よりも明晰でときに辛辣な「探偵」になった。ともすれば家族に悲劇をもたらし、彼女自身を深く傷つけかねない驚くべき事実をつきとめ、持ち前のウィットとユーモアで軽妙に描きだす。人生を鮮やかに彩る恋と機知、原色のノスタルジー。そして少しばかり奔放過ぎた母へのあふれんばかりの愛情が、言葉の真の意味における傑作を生みだした。