神々のたそがれ

上映スケジュール

7月25日(土)〜8月14日(金)

7月25日(土)〜7月31日(金)▶16:00〜
8月1日(土)〜8月7日(金)▶14:40〜
8月8日(土)〜8月14日(金)▶13:10〜

料金

一般:1700円
学生・シニア:1400円
立誠シネマ会員:1000円
★〈戦後70年企画〉関連作品ご鑑賞半券提示で1200円に割引。

2013年/ロシア/DCP/モノクロ/177分/原題:Трудно быть богом

監督=アレクセイ・ゲルマン(『フルスタリョフ、車を!』)
原作=ストルガツキー兄弟(「神様はつらい」)
配給=アイ・ヴィー・シー

公式サイト:http://www.ivc-tokyo.co.jp/kamigami/

空前絶後
二十一世紀
最高傑作。

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〈立誠シネマ 戦後70年企画 vol.1 〜ディストピア篇〜〉7/25(土)より『追悼のざわめき』×『神々のたそがれ』
7/25(土)『追悼のざわめき』にて松井良彦監督、8/2(日)『神々のたそがれ』にて浅田彰さんのトークあり!!!


 
タルコフスキー、ソクーロフを生んだ地「ソヴィエト」で、世界と対峙し続けた映画監督、アレクセイ・ゲルマン。
ソ連最末期、激動の時代を映画と共に生き残ったゲルマンが最期に撮ったのは、二十世紀、いや、二十一世紀をも飲みこもうとする怪物的な作品であった。これまでに誰も見たことのない、そして今後現われ得ない真の映画が、今、屹立する。


《浅田彰氏トークつき上映!》

本作を高く評価される浅田彰さん(批評家・京都造形芸術大学大学院学術研究センター所長)によるトークが実現します!

8月2日(日)14:40より〈本編上映前〉トーク
*トークは20分予定。15:00より上映開始(18:00上映終了予定)

《 これはたんに見るだけの映画ではない 》

ルネサンスの期待は中世への退行によって裏切られ、解放は抑圧、知は狂信、富は貧困、平和は暴力を生む。歴史の悪循環をそのように俯瞰することすらここでは不可能だ。際限のない泥と糞の海を横切りつつ、視界が限られた中で、すべてに触れ、嗅ぎ、舐め、吐き捨てるほかはない。そして、言葉というより声、音楽というより音に耳を澄ますこと。これは、たんに見るべき映画ではなく、そうやって全感覚で体験すべき映画なのだ__ラブレーやブリューゲルの世界に身体ごと放り込まれたかのように。

浅田 彰(批評家)


 
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