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2014/12/09
震災から20年。『劇場版 神戸在住』『その街のこども 劇場版』2015年1月17日から上映。
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立誠シネマプロジェクトのスクリーンに映る、震災から15年、そして20年。
2015年、阪神淡路大震災から20年の時が経ちます。そこに居合わせた人、居合わせなかった人、その時命を失った人、その後にこの世に生を受けた人…様々な人が、います。
この度は、阪神淡路大震災から20年目の節目に製作された新作『神戸在住』と、15年目の節目に製作された『その街のこども 劇場版』を1月17日より上映致します。
今を生きる私たちは、現在の問題に直面しつつも、過去にあった事や人や場所を思い起こしたりします。『神戸在住』は、震災から2年後に生まれた若者たちが、神戸の街に生きるなかで、直接は体験していなくても、その場所や人との交流を通して過去との繋がりを感じ、それぞれの生を未来に向かって歩んでいこうとする作品です。『その街のこども』は、震災を体験した男女が偶然出会い、その時と同じルートを歩き、対話することで、それぞれの心に漂う思いと向き合っていきます。
映画は、何かを教えるための教科書ではなく、観る者に追体験を促すものであるだろう、と考えます。この2作に通じているのは、震災という避けられず起こる出来事のなかで、私たちが何をどう感じるかを、映画を観ることによって、それぞれの立場で思い起こすことが大切だと伝えているということだと思います。特定の何かを指導するのではなく、同じものを観て、聞いて、それぞれが心に浮きあがることを大事に語り合う。そんなことの契機になればと、この節目に立誠シネマでこの2作を上映致します。
TVドラマとして放送もされるこの2作が、ともに「劇場版」としての形もとっているということには、意味があります。人は何かを頼りに寄り集まることを希求する。「映画」としてスクリーンに映すことで、寄り集まりの灯火ともなる。「映画」は、こんな役割を担うべきものなのだと改めて感じます。立誠シネマではそれを受けて、「劇場版」2作品を通し、皆さんとこの節目の時期を共にしたいと思います。ぜひ、皆さま思い思いの形で、ご来場をお待ちしております。
▶阪神淡路大震災20年作品『神戸在住』1/17(土)より2週間京都公開!
1/17(土)〜1/23(金)15:20〜
1/24(土)〜1/30(金)11:30〜
★安田真奈さん(本作脚本)トークあり。1/24(土)上映後
作品情報▶ http://risseicinema.com/movies/8883
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▶阪神淡路大震災15年特別企画『その街のこども 劇場版』
1/17(土)より1週間限定上映!
1/17(土)〜1/23(金)17:20〜
作品情報▶ http://risseicinema.com/movies/8860
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